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1758年の刊行当初激しい批判を浴び教会に断罪された『精神論』は、人間知性が生まれつき平等であることを説く。フランス国外でも読み継がれ、功利主義のベンサムをはじめ多くの思想家に影響をあたえた。精神の本質についてさまざまな論点を提供する本書は、今日なお読者に多くの考えるヒントを与える。
森岡 邦泰(もりおか くにやす)
大阪商業大学准教授。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(博士)。専門はフランス思想史。
主な著書
『深層のフランス啓蒙思想』(晃洋書房、2002年)、
「マルサスとフランス社会思想」(永井義雄・柳田芳伸・中澤信彦編『マルサス理論の歴史的形成』昭和堂、2003年)
菅原 多喜夫(すがわら たきお)
四谷シモン・アシスタント。東京都立大学人文学部フランス文学科中退。
主な著訳書
『四谷シモン ベルメールへの旅』(愛育出版、2017年)、
マブリ『分割されたポーランドを訪ねて』(シス書店、2022年)
大阪商業大学准教授。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了(博士)。専門はフランス思想史。
主な著書
『深層のフランス啓蒙思想』(晃洋書房、2002年)、
「マルサスとフランス社会思想」(永井義雄・柳田芳伸・中澤信彦編『マルサス理論の歴史的形成』昭和堂、2003年)
菅原 多喜夫(すがわら たきお)
四谷シモン・アシスタント。東京都立大学人文学部フランス文学科中退。
主な著訳書
『四谷シモン ベルメールへの旅』(愛育出版、2017年)、
マブリ『分割されたポーランドを訪ねて』(シス書店、2022年)
凡例
訳者からのメッセージ
序
第一論説 精神それ自体について
第一章
第二章 情念によって引き起こされる誤謬について
第三章 無知について
第四章 言葉の誤用について
第二論説 社会との関係における精神について
第一章 一般的観念
第二章 個人との関係からみた誠実さについて
第三章 個人との関係からみた精神について
第四章 われわれが他人のうちに見出す自分自身しか評価しないことの必然性について
第五章 個別の社会集団との関係からみた誠実さについて
第六章 徳を確実にする手段について
第七章 個別の社会集団との関係からみた精神について
第八章 公衆の判断と個別の社会集団の判断の相違について
第九章 上品な表現と美しき作法について
第十章 なにゆえ公衆に称賛される人々は社交人には必ずしも評価されないのか
第十一章 公衆との関係からみた誠実さについて
第十二章 公衆との関係からみた精神能力について
第十三章 さまざまな時代と民族との関係からみた誠実さについて
第十四章 先入見による徳と真の徳について
第十五章 以上の章で確立された原則の認識は、道徳にとってどのように有用でありうるか
第十六章 偽善的なモラリストについて
第十七章 これまでに確立された原則から帰結する利点について
第十八章 さまざまな時代と国々との関係から考察された精神について
第十九章 さまざまな種類の精神に対する称賛は、それぞれの時代において、それを称賛する利害に比例している
第二十章 さまざまな国々との関係から考察された精神について
第二十一章 諸国民がそれぞれ軽蔑しあうのは、彼らの虚栄心への関心に起因する
第二十二章 なにゆえ諸国民は、政体にしか負わない性質を自然の賜物と見なすのか
第二十三章 今日まで道徳の進歩を遅れさせた原因について
第二十四章 道徳を完成する手段について
第二十五章 世界との関係からみた誠実さについて
第二十六章 世界との関係からみた精神について
第三論説 精神能力は自然の賜物と見なされなくてはならないか、あるいは教育の結果と
見なされなくてはならないか
第一章
第二章 感覚の繊細さについて
第三章 記憶力の大きさについて
第四章 注意力の不平等について
第五章 われわれの魂に働きかける力について
第六章 情念の力について
第七章 分別ある人々よりも情熱的な人々の精神のほうがすぐれていることについて
第八章 情念を抱くのを止めるやいなや、ひとは愚かになる
第九章 情念の起源について
第十章 吝嗇について
第十一章 野心について
第十二章 偉大さの追求において、もし人が苦しみを免れる手段もしくは身体的快楽を享受する手段のみを求めるのであれば、なにゆえ快楽は野心家の掌中からしばしば逃れるのか
第十三章 自尊心について
第十四章 友情について
第十五章 身体的苦痛への恐れもしくは身体的快楽への欲望は、われわれのうちにすべての種類の情念をかき立てる
第十六章 いくつかの民族が徳に無関心なのは、どのような原因に帰すべきか
第十七章 すべての人々が持つ専制君主になりたいという願望、専制君主になるために彼らが用いる手段、専制政治が王に及ぼす危険について
第十八章 専制政治の主要な結果
第十九章 人民が陥っている軽蔑と堕落が大臣たちの無知を維持する——専制政治の第二の結果
第二十章 徳の軽蔑ならびに徳に対して与えられる誤った称賛について——専制政治の第三の結果
第二十一章 恣意的権力に従った帝国の転覆について——専制政治の第四の結果
第二十二章 栄光と徳に対するいくつかの民族の愛について
第二十三章 貧困な民族は富裕な民族よりもつねに栄光を渇望し偉大な人物が多かった
第二十四章 この真理の証拠
第二十五章 情念の力と、目的として与えられる報酬の大きさの正確な関係について
第二十六章 どの程度の情念を人間は受け容れうるか
第二十七章 これまでに確立された諸原理と事実との関係について
第二十八章 北方の民族による征服について
第二十九章 東洋人の隷属状態と彼らの寓意的才能について
第三十章 いくつかの民族が持っていたさまざまな分野の学問における卓越性について
第四論説 精神に与えられたさまざまな名称について
第一章 天才について
第二章 想像力と感情について
第三章 才知について
第四章 繊細な精神と強い精神について
第五章 啓蒙の光の精神、幅広い精神、洞察力のある精神ならびに趣味について
第六章 すぐれた精神について
第七章 時代の精神について
第八章 公正な精神について
第九章 感情についての誤解
第十章 われわれを決定する動機についての誤解から、人はどれほど免れがたいか
第十一章 助言について
第十二章 良識について
第十三章 振る舞いの才覚
第十四章 精神能力と魂の相容れない諸資質について
第十五章 この点についての公衆の不当さについて
第十六章 各人にもっとも適った学究の部門を見出すための方法
第十七章 教育について
解 説
文献一覧
人名索引
訳者からのメッセージ
序
第一論説 精神それ自体について
第一章
第二章 情念によって引き起こされる誤謬について
第三章 無知について
第四章 言葉の誤用について
第二論説 社会との関係における精神について
第一章 一般的観念
第二章 個人との関係からみた誠実さについて
第三章 個人との関係からみた精神について
第四章 われわれが他人のうちに見出す自分自身しか評価しないことの必然性について
第五章 個別の社会集団との関係からみた誠実さについて
第六章 徳を確実にする手段について
第七章 個別の社会集団との関係からみた精神について
第八章 公衆の判断と個別の社会集団の判断の相違について
第九章 上品な表現と美しき作法について
第十章 なにゆえ公衆に称賛される人々は社交人には必ずしも評価されないのか
第十一章 公衆との関係からみた誠実さについて
第十二章 公衆との関係からみた精神能力について
第十三章 さまざまな時代と民族との関係からみた誠実さについて
第十四章 先入見による徳と真の徳について
第十五章 以上の章で確立された原則の認識は、道徳にとってどのように有用でありうるか
第十六章 偽善的なモラリストについて
第十七章 これまでに確立された原則から帰結する利点について
第十八章 さまざまな時代と国々との関係から考察された精神について
第十九章 さまざまな種類の精神に対する称賛は、それぞれの時代において、それを称賛する利害に比例している
第二十章 さまざまな国々との関係から考察された精神について
第二十一章 諸国民がそれぞれ軽蔑しあうのは、彼らの虚栄心への関心に起因する
第二十二章 なにゆえ諸国民は、政体にしか負わない性質を自然の賜物と見なすのか
第二十三章 今日まで道徳の進歩を遅れさせた原因について
第二十四章 道徳を完成する手段について
第二十五章 世界との関係からみた誠実さについて
第二十六章 世界との関係からみた精神について
第三論説 精神能力は自然の賜物と見なされなくてはならないか、あるいは教育の結果と
見なされなくてはならないか
第一章
第二章 感覚の繊細さについて
第三章 記憶力の大きさについて
第四章 注意力の不平等について
第五章 われわれの魂に働きかける力について
第六章 情念の力について
第七章 分別ある人々よりも情熱的な人々の精神のほうがすぐれていることについて
第八章 情念を抱くのを止めるやいなや、ひとは愚かになる
第九章 情念の起源について
第十章 吝嗇について
第十一章 野心について
第十二章 偉大さの追求において、もし人が苦しみを免れる手段もしくは身体的快楽を享受する手段のみを求めるのであれば、なにゆえ快楽は野心家の掌中からしばしば逃れるのか
第十三章 自尊心について
第十四章 友情について
第十五章 身体的苦痛への恐れもしくは身体的快楽への欲望は、われわれのうちにすべての種類の情念をかき立てる
第十六章 いくつかの民族が徳に無関心なのは、どのような原因に帰すべきか
第十七章 すべての人々が持つ専制君主になりたいという願望、専制君主になるために彼らが用いる手段、専制政治が王に及ぼす危険について
第十八章 専制政治の主要な結果
第十九章 人民が陥っている軽蔑と堕落が大臣たちの無知を維持する——専制政治の第二の結果
第二十章 徳の軽蔑ならびに徳に対して与えられる誤った称賛について——専制政治の第三の結果
第二十一章 恣意的権力に従った帝国の転覆について——専制政治の第四の結果
第二十二章 栄光と徳に対するいくつかの民族の愛について
第二十三章 貧困な民族は富裕な民族よりもつねに栄光を渇望し偉大な人物が多かった
第二十四章 この真理の証拠
第二十五章 情念の力と、目的として与えられる報酬の大きさの正確な関係について
第二十六章 どの程度の情念を人間は受け容れうるか
第二十七章 これまでに確立された諸原理と事実との関係について
第二十八章 北方の民族による征服について
第二十九章 東洋人の隷属状態と彼らの寓意的才能について
第三十章 いくつかの民族が持っていたさまざまな分野の学問における卓越性について
第四論説 精神に与えられたさまざまな名称について
第一章 天才について
第二章 想像力と感情について
第三章 才知について
第四章 繊細な精神と強い精神について
第五章 啓蒙の光の精神、幅広い精神、洞察力のある精神ならびに趣味について
第六章 すぐれた精神について
第七章 時代の精神について
第八章 公正な精神について
第九章 感情についての誤解
第十章 われわれを決定する動機についての誤解から、人はどれほど免れがたいか
第十一章 助言について
第十二章 良識について
第十三章 振る舞いの才覚
第十四章 精神能力と魂の相容れない諸資質について
第十五章 この点についての公衆の不当さについて
第十六章 各人にもっとも適った学究の部門を見出すための方法
第十七章 教育について
解 説
文献一覧
人名索引