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ヒュームの多元的な価値観は示唆に富み、高度で多様な技術が発達した現代において有効な議論を提起する。近年注目度がますます高まる道徳論を最新訳で読む。
神野 慧一郎(かみの けいいちろう)
大阪市立大学名誉教授 博士(文学)
1932年長崎県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。京都大学文学部助手、大阪市立大学文学部講師、同助教授を経て、1980年より大阪市立大学文学部教授、1995年同退職。同年、摂南大学経営情報学部教授。2002年同退職。
主な著訳書
『論理学——モデル理論と歴史的背景』(共著、ミネルヴァ書房)、『哲学研究体系3』(共著、河出書房新社)、『ヒューム研究』(ミネルヴァ書房)、『現代哲学のフロンティア』(編著、勁草書房)、『現代哲学のバックボーン』(編著、勁草書房)、『モラル・サイエンスの形成』(名古屋大学出版会)、『我々はなぜ道徳的か——ヒュームの洞察』(勁草書房)、『イデアの哲学史』(ミネルヴァ書房)。訳書として、ヒューム『人間知性研究』(共訳、京都大学学術出版会)、「世界論」(『世界の名著22 デカルト』所収、中央公論社)、A. J. エイヤー『知識の哲学』(白水社)、カッシーラー『神話・象徴・文化』(共訳、ミネルヴァ書房)、A. J. エア『経験的知識の基礎』(共訳、勁草書房)、K. ヒュップナー『科学的理性批判』(共訳、法政大学出版局)など。
林 誓雄(はやし せいゆう)
福岡大学人文学部准教授 博士(文学)
1979年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。
日本学術振興会特別研究員、大谷大学文学部任期制助教、福岡大学人文学部講師を経て、2018年より現職。
主な著訳書
『徳と政治』(共著、晃洋書房)、『襤褸を纏った徳——ヒューム 社交と時間の倫理学』(京都大学学術出版会)、「ヒュームと「徳倫理学」」(『先端倫理研究』 第12号、「共感と倫理——マイケル・スロートのエンパシー論の検討」(『福岡大学 人文論叢』第49巻3号)、‘Hume on well-being’(Proceedings of the CAPE International Workshops, 2013)、など。訳書として、『妊娠中絶の生命倫理』(共訳、勁草書房)、『徳倫理学基本論文集』(共訳、勁草書房)、など。
大阪市立大学名誉教授 博士(文学)
1932年長崎県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。京都大学文学部助手、大阪市立大学文学部講師、同助教授を経て、1980年より大阪市立大学文学部教授、1995年同退職。同年、摂南大学経営情報学部教授。2002年同退職。
主な著訳書
『論理学——モデル理論と歴史的背景』(共著、ミネルヴァ書房)、『哲学研究体系3』(共著、河出書房新社)、『ヒューム研究』(ミネルヴァ書房)、『現代哲学のフロンティア』(編著、勁草書房)、『現代哲学のバックボーン』(編著、勁草書房)、『モラル・サイエンスの形成』(名古屋大学出版会)、『我々はなぜ道徳的か——ヒュームの洞察』(勁草書房)、『イデアの哲学史』(ミネルヴァ書房)。訳書として、ヒューム『人間知性研究』(共訳、京都大学学術出版会)、「世界論」(『世界の名著22 デカルト』所収、中央公論社)、A. J. エイヤー『知識の哲学』(白水社)、カッシーラー『神話・象徴・文化』(共訳、ミネルヴァ書房)、A. J. エア『経験的知識の基礎』(共訳、勁草書房)、K. ヒュップナー『科学的理性批判』(共訳、法政大学出版局)など。
林 誓雄(はやし せいゆう)
福岡大学人文学部准教授 博士(文学)
1979年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。
日本学術振興会特別研究員、大谷大学文学部任期制助教、福岡大学人文学部講師を経て、2018年より現職。
主な著訳書
『徳と政治』(共著、晃洋書房)、『襤褸を纏った徳——ヒューム 社交と時間の倫理学』(京都大学学術出版会)、「ヒュームと「徳倫理学」」(『先端倫理研究』 第12号、「共感と倫理——マイケル・スロートのエンパシー論の検討」(『福岡大学 人文論叢』第49巻3号)、‘Hume on well-being’(Proceedings of the CAPE International Workshops, 2013)、など。訳書として、『妊娠中絶の生命倫理』(共訳、勁草書房)、『徳倫理学基本論文集』(共訳、勁草書房)、など。
凡 例
訳者からのメッセージ
読者案内
第一部 徳と悪徳一般について
第一節 道徳的区別は理性に由来しない
第二節 道徳的区別は道徳的感覚に由来する
第二部 正義と不正義について
第一節 正義 自然的徳か、それとも人為的徳か
第二節 正義と所有の起源について
第三節 所有について決定する、諸々の規則について
第四節 同意による所有権の移譲について
第五節 約束の責務について
第六節 正義と不正義に関するいくつかの更なる省察
第七節 統治機構の起源について
第八節 〔統治機構に対する〕忠誠の源泉について
第九節 〔統治機構への〕忠誠の限度について
第十節 忠誠の対象について
第十一節 諸国間の法について
第十二節 貞操と慎ましさについて
第三部 他の徳と悪徳について
第一節 自然的徳と自然的悪徳の起源について
第二節 こころの偉大さについて
第三節 善良さと善意について
第四節 自然に備わる能力について
第五節 自然に備わる能力に関するいくつかの更なる省察
第六節 本書の結論
解説
あとがき
索引(人名・事項)
訳者からのメッセージ
読者案内
第一部 徳と悪徳一般について
第一節 道徳的区別は理性に由来しない
第二節 道徳的区別は道徳的感覚に由来する
第二部 正義と不正義について
第一節 正義 自然的徳か、それとも人為的徳か
第二節 正義と所有の起源について
第三節 所有について決定する、諸々の規則について
第四節 同意による所有権の移譲について
第五節 約束の責務について
第六節 正義と不正義に関するいくつかの更なる省察
第七節 統治機構の起源について
第八節 〔統治機構に対する〕忠誠の源泉について
第九節 〔統治機構への〕忠誠の限度について
第十節 忠誠の対象について
第十一節 諸国間の法について
第十二節 貞操と慎ましさについて
第三部 他の徳と悪徳について
第一節 自然的徳と自然的悪徳の起源について
第二節 こころの偉大さについて
第三節 善良さと善意について
第四節 自然に備わる能力について
第五節 自然に備わる能力に関するいくつかの更なる省察
第六節 本書の結論
解説
あとがき
索引(人名・事項)