新刊この1冊
西洋古典叢書 G099
動物奇譚集 1

アイリアノス/中務哲郎 訳

税込 4,428円

前2〜3世紀、主にローマを拠点としながら、古典ギリシア語を用いて著述活動に専念した人物による本書は、獣・魚・鳥はもとより、爬虫類・両生類から虫・植物、果ては未確認動物に至るまで、ありとあらゆる生物にまつわるきわめて多彩なエピソードを800話近くも集めたもの。動物たちのさまざまな生態を活写して、純粋な驚きや知的関心の対象とするだけでなく、理性なき彼らが示す美徳や悪徳などの特性にも注意を促すことで、理性を備えたわれわれ人間にとっての教訓や反省の材料に供することが企図されている。後代のシートンらによる動物文学の系譜にも位置づけられる。原書17巻を2冊に編み、第1分冊には9巻までを収める。本邦初訳。

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Topics
2017/05/15 【受賞】
小島秀信著『伝統主義と文明社会:エドマンド・バークの政治経済哲学』が第5回吉野作造研究賞を受賞しました。小島先生,おめでとうございます!
2017/05/15 【記事】
澤井努著『ヒトiPS細胞研究と倫理』について、5月13日付『京都新聞』で、著者インタビュー記事が掲載されました。
2017/05/15 【書評】
奥村好美著『〈教育の自由〉と学校評価:現代オランダの模索』が、『教育学研究』第84巻第1号で紹介されました。
2017/05/01 【受賞】
成田健太郎著『中国中古の書学理論』が第11回立命館白川静記念東洋文字文化賞奨励賞を受賞しました。成田先生,おめでとうございます!
2017/04/17 【書評】
小島秀信著『伝統主義と文明社会:エドマンド・バークの政治経済哲学』、武井敬亮著『国家・教会・個人:ジョン・ロックの世俗社会認識論』、ケイムズ『道徳と自然宗教の原理』(田中秀夫・増田みどり訳)が、『イギリス哲学研究』第40号(2017年)で紹介されました。
2017/04/14 【書評】
山登義明著『ドキュメンタリーを作る 2.0:スマホ時代の映像制作』が、『新英語教育』2017年5月号で紹介されました。
2017/04/12 【書評】
大石高典著『民族境界の歴史生態学:カメルーンに生きる農耕民と狩猟採集民』(プリミエ・コレクション)が、『境界研究』7号で紹介されました。

既刊 Pic UP!
科学論文の英語用法百科 第2編
冠詞用法

グレン・パケット 著 

税込 2,808円

本書を推薦します

◉山極壽一氏(京都大学総長)
私のような,ゴリラの個体や個別の行動を問題にする研究の場合,英語論文を書く際に,物事を特定する冠詞選びを間違うと,読者に大きな誤解を与えることになります.ところが日本人にとって,一番難しいのがこの冠詞なのです.なぜこの語にtheが付くのか付かないのか,英米人には直感的に分かるらしいのですが,いくら英語上級者といえども,日本人にはなかなか理解出来ません.本書は,小林-益川のノーベル賞論文で名高い理論物理学誌の校閲者として,非英米人の英語を添削してきたパケット氏の豊富な経験に基づいて,そもそもの英語の考え方から説明する,とても本質的で実用的な本です.ぜひ,本書を活用して,誤解のない英語論文を書いていきたいものです.

◉佐藤文隆 氏(京都大学名誉教授)
日本の科学論文の英文校正を長年手がけた米国の物理学者による5巻本の第2編であるが,「誤り」の3〜5割が冠詞だという.近年の論文急増の国際的な競争の場で読者の目を捉えるには,正確な簡明さが求められる.そのためには誤解を与えない冠詞や代名詞の使い方が不可欠だ.近代科学を育んだ欧州語と違って冠詞のない日本語での表現者には最も不得意なテーマだが,その克服法を多くの誤用例を示して指南する.加算–不加算,物体–物質,普通の物質–普遍体–理想といった哲学めいた概念論から,想定読者を意識した言葉の同定法,果ては誤解を与えない謝辞の書き方まで,あくまで科学論文作成の指南に徹しているが,一つの日本人論にも読める.

◉青木 薫 氏(翻訳家)
日本語ネイティブにとって冠詞は鬼門だ.パケット氏がこれまでに校閲された膨大な英文において,誤りの3割から5割ほどもが冠詞用法の間違いだという.冠詞はかくも分厚い壁なのだ.この壁を乗り越えるためには,断片的な「冠詞の使い方」をつまみ食いしてもダメで,総体的な「冠詞的世界観」を知る必要がある.本書はまさにその冠詞ワールドを,日本語ネイティブのためにつぶさに見せてくれる本である.私は本書を読んでようやく隅々まですっきりした.英語を書かなければならない人だけでなく,英語を読む人にも本書をお薦めする.高い精度で英文を読み取るためには,冠詞に通じることが必須だからである.

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新刊 発売中

西洋古典叢書 G099
動物奇譚集 1
アイリアノス/中務哲郎 訳
税込 4,428円

経済論叢 第191巻 第2号
植田和弘教授記念號
京都大学経済学会 編
税込 2,570円

プリミエ・コレクション 82
中世の〈遊女〉
生業と身分
辻 浩和
税込 4,104円

プリミエ・コレクション 77
〈アゼルバイジャン人〉の創出
民族意識の形成とその基層
塩野崎 信也
税込 5,400円

プリミエ・コレクション 76
ヒトiPS細胞研究と倫理
澤井 努
税込 3,240円

プリミエ・コレクション 79
金工品から読む古代朝鮮と倭
新しい地域関係史へ
金 宇大
税込 5,292円

プリミエ・コレクション 81
ヤスパースの実存思想
主観主義の超克
松野 さやか
税込 3,888円

プリミエ・コレクション 78
〈犠牲者〉のポリティクス
済州4・3/沖縄/台湾2・28 歴史清算をめぐる苦悩
高 誠晩
税込 3,456円

Japan Studies in Classical Antiquity Vol.3
The Classical Society of Japan ed.
税込 2,160円

プリミエ・コレクション 84
物語世界への没入体験
読解過程における位置づけとその機能
小山内 秀和
税込 3,024円

地域研究のフロンティア 6
脱新自由主義の時代?
新しい政治経済秩序の模索
仙石 学 編
税込 3,456円

Kyoto CSEAS Series on Asian Studies 19
Liberalism and the Postcolony
: Thinking the State in 20th Century Philippines
Lisandro E. Claudio
税込 3,240円

情報とフィールド科学 5
生きている文化を人に学ぶ
林 行夫
税込 756円

地域研究叢書 32
市場を織る
商人と契約:ラオスの農村手織物業
大野 昭彦
税込 6,264円

環境人間学と地域
「ほっとけない」からの自然再生学
コウノトリ野生復帰の現場
菊地 直樹
税込 3,672円

学術選書 079
マングローブ林
変わりゆく海辺の森の生態系
小見山 章
税込 2,160円

プリミエ・コレクション 80
レゲエという実践
ラスタファーライの文化人類学
神本 秀爾
税込 4,212円

現代人のための放射線生物学
小松 賢志
税込 3,780円

経済論叢 第191巻 第1号
堀和生教授記念號
京都大学経済学会 編
税込 2,570円

Kyoto CSEAS Series on Asian Studies 18
Moral Politics in the Philippines
: Inequality, Democracy and the Urban Poor
Wataru Kusaka
税込 5,184円

Institutions
: The Evolution of Human Sociality
Kaori Kawai ed
税込 5,832円

Creating Subaltern Counterpublics
: Korean Women in Japan and Their Struggle for Night School
Akwi Seo
税込 4,104円

God, Man and Domesticated Animals
: The Birth of Shepherds and Their Descendants in the Ancient Near East
Yutaka TANI
税込 3,996円

近刊

2017/06
アルケー 2017
関西哲学会 編
税込 2,160円

2017/06
近代社会思想コレクション 20
道徳哲学史
バルベラック/門 亜樹子 訳
税込 4,752円

2017/06
西洋古典叢書 G100
動物奇譚集 2
アイリアノス/中務哲郎 訳
税込 4,212円

2017/06
フェティシズム研究 3
侵犯する身体
田中 雅一 編
税込 5,400円