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哲学者フランシス・ハチスン(1694-1746)の『道徳哲学序説』(1746)は、大学の講義用の教科書で著者の死後出版された。アダム・スミスはハチスンから直接教えを受け、その思想を継承しつつ古典派経済学を完成させた。ハチスンの政治思想は新大陸アメリカでも受容され、アメリカ独立宣言に至る改革運動の精神的支柱のひとつとなった。
『経済学史研究』52巻2号('11年1月)、153-154頁、評者:篠原 久氏
『イギリス哲学研究』第34号(2011年)、77-79頁、評者:島内明文氏
『イギリス哲学研究』第34号(2011年)、77-79頁、評者:島内明文氏
田中 秀夫(たなか ひでお)
京都大学経済学研究科教授 経済学博士
1949年 滋賀県生まれ
1978年 京都大学経済学研究科博士課程単位取得
甲南大学経済学部助教授、京都大学経済学部助教授を経て1994年より現職
[主な著訳書]『スコットランド啓蒙思想史研究』(名古屋大学出版会)、『啓蒙と改革――ジョン・ミラー研究』(名古屋大学出版会)、『共和主義の思想空間』(共編著、名古屋大学出版会)、『啓蒙のエピステーメーと経済学の生誕』(編著、京都大学学術出版会)、The Rise of Political Economy in the Scottish Enlightenment, eds. by Sakamoto and Tanaka, Routledge, 2003、ハーシュマン『方法としての自己破壊――現実的可能性を求めて』(法政大学出版会)、J. G. A.ポーコック『マキァヴェリアン・モーメント』(共訳、名古屋大学出版会)、ディキンスン『自由と所有』(監訳、ナカニシヤ出版)、その他
津田耕一(つだ こういち)
龍谷大学経済学部非常勤講師
1962年 京都府生まれ
1993年 京都大学経済学研究科博士課程単位取得
京都学園大学経済学部非常勤講師を経て現職
専攻 社会思想史、イギリス哲学
京都大学経済学研究科教授 経済学博士
1949年 滋賀県生まれ
1978年 京都大学経済学研究科博士課程単位取得
甲南大学経済学部助教授、京都大学経済学部助教授を経て1994年より現職
[主な著訳書]『スコットランド啓蒙思想史研究』(名古屋大学出版会)、『啓蒙と改革――ジョン・ミラー研究』(名古屋大学出版会)、『共和主義の思想空間』(共編著、名古屋大学出版会)、『啓蒙のエピステーメーと経済学の生誕』(編著、京都大学学術出版会)、The Rise of Political Economy in the Scottish Enlightenment, eds. by Sakamoto and Tanaka, Routledge, 2003、ハーシュマン『方法としての自己破壊――現実的可能性を求めて』(法政大学出版会)、J. G. A.ポーコック『マキァヴェリアン・モーメント』(共訳、名古屋大学出版会)、ディキンスン『自由と所有』(監訳、ナカニシヤ出版)、その他
津田耕一(つだ こういち)
龍谷大学経済学部非常勤講師
1962年 京都府生まれ
1993年 京都大学経済学研究科博士課程単位取得
京都学園大学経済学部非常勤講師を経て現職
専攻 社会思想史、イギリス哲学
〔ラテン語版から英語版への〕訳者による読者への告示
大学生たちへ
第一部 倫理学の基本項目
第一章 人間の本性とその役割
第二章 至高の善について
第三章 徳の主要な分類項目について
第四章 神に対するわれわれの義務
第五章 人類に対するわれわれの義務
第六章 自己に対するわれわれの義務と精神の改善について
第七章 徳の研究を促進し維持するための実践的な考察
第二部 自然の法に関する基本項目
第一章 自然の法について
第二章 権利の本性および権利の分類について
第三章 さまざまな段階の徳と悪徳、およびそれらが依存する事情について
第四章 諸個人の自然的権利について
第五章 物的な人為的権利と所有権について
第六章 所有権を獲得する方法
第七章 派生的な所有権について
第八章 所有権を譲渡する方法、すなわち契約、相続、遺言
第九章 契約一般について
第一〇章 言語におけるわれわれの責務
第一一章 誓いと誓約について
第一二章 財の価値および価格について
第一三章 各種の契約について
第一四章 契約から生じる責務に類似した責務
第一五章 なされた損害から生じる権利と戦争の権利について
第一六章 必要性の事態における例外的権利と人類の共通の権利
第一七章 いかにして権利と責務は消滅するのか、いかにして論争は
自然的自由において解決されるべきなのか、そして解釈の
規則〔について〕
第三部 家政学と政治学の諸原理
第一章 結婚について
第二章 親と子どもの義務
第三章 主人と使用人の権利
第四章 市民政府の起源
第五章 国家の内的構造と至高の権力の各要素
第六章 政体の多様な構想について
第七章 至高の権力の諸権利とこの権力を獲得する方法
第八章 市民法とその執行について
第九章 戦時法
第一〇章 条約と大使、および国家の完全な崩壊について
解 説
訳者あとがき
索 引(逆丁)
大学生たちへ
第一部 倫理学の基本項目
第一章 人間の本性とその役割
第二章 至高の善について
第三章 徳の主要な分類項目について
第四章 神に対するわれわれの義務
第五章 人類に対するわれわれの義務
第六章 自己に対するわれわれの義務と精神の改善について
第七章 徳の研究を促進し維持するための実践的な考察
第二部 自然の法に関する基本項目
第一章 自然の法について
第二章 権利の本性および権利の分類について
第三章 さまざまな段階の徳と悪徳、およびそれらが依存する事情について
第四章 諸個人の自然的権利について
第五章 物的な人為的権利と所有権について
第六章 所有権を獲得する方法
第七章 派生的な所有権について
第八章 所有権を譲渡する方法、すなわち契約、相続、遺言
第九章 契約一般について
第一〇章 言語におけるわれわれの責務
第一一章 誓いと誓約について
第一二章 財の価値および価格について
第一三章 各種の契約について
第一四章 契約から生じる責務に類似した責務
第一五章 なされた損害から生じる権利と戦争の権利について
第一六章 必要性の事態における例外的権利と人類の共通の権利
第一七章 いかにして権利と責務は消滅するのか、いかにして論争は
自然的自由において解決されるべきなのか、そして解釈の
規則〔について〕
第三部 家政学と政治学の諸原理
第一章 結婚について
第二章 親と子どもの義務
第三章 主人と使用人の権利
第四章 市民政府の起源
第五章 国家の内的構造と至高の権力の各要素
第六章 政体の多様な構想について
第七章 至高の権力の諸権利とこの権力を獲得する方法
第八章 市民法とその執行について
第九章 戦時法
第一〇章 条約と大使、および国家の完全な崩壊について
解 説
訳者あとがき
索 引(逆丁)