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学術選書 027

生物の多様性ってなんだろう?

生命のジグソーパズル

京都大学総合博物館・京都大学生態学研究センター 編

四六並製, 313 pages

ISBN: 9784876988273

pub. date: 08/07

  • Price : JPY 1,800 (with tax: JPY 1,980)
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内容

生き物の「形」は、他の生き物たちとの「関係」のなかでいかに作用しているのか?生き物と環境の「関係」を「分子」から探ると何が見えてくるだろうか?「分子」から「人間活動」が環境に及ぼす影響を理解するには?「人間活動」は「生態系」のなかでどのように位置づけられるのか?地球に暮らす多様な生物の不思議な世界に生態学が迫る。

書評

『日経サイエンス』'07年11月号「森山和道の読書日記」
『東京新聞』'07年10月14日読書面、評者:池田清彦氏
『中日新聞』'07年10月14日読書面、評者:池田清彦氏
『BE-PAL』'07年12月号、165頁
『遺伝』Vol.61 No.6、104頁、評者:石浦章一氏
『AROMA RESEARCH』32(2007 Vol.08 No.04)、425頁
『大学受験講座EnCollege』'10年2月号、33頁
『京都大学生態学研究センターニュース』No.110、14頁
『大学受験講座EnCollege』'11年2月号、33頁

プロフィール

執筆者一覧
酒井 章子(さかい しょうこ) 1章イントロダクション,第1節,コラム1
  京都大学生態学研究センター・准教授
湯本 貴和(ゆもと たかかず) 1章第2節
  総合地球環境学研究所・教授
大串隆之(おおぐし たかゆき) 2章イントロダクション,第1節,コラム2
  京都大学生態学研究センター・教授
山内 淳(やまうち あつし) 2章第2節
  京都大学生態学研究センター・准教授
高林純示(たかばやし じゅんじ) 2章第3節
  京都大学生態学研究センター・教授
清水 勇(しみず いさむ) 3章イントロダクション,第1節,第2節
  京都大学生態学研究センター・教授
源 利文(みなもと としふみ) 3章第2節
  総合地球環境学研究所・プロジェクト上 級研究員
陀安 一郎(たやす いちろう) 3章イントロダクション,第3節
  京都大学生態学研究センター・准教授
奥田 昇(おくだ のぼる) 4章,第1節
  京都大学生態学研究センター 准教授
椿 宜高(つばき よしたか) 4章イントロダクション,第2節,コラム3
  京都大学生態学研究センター・教授
藤田 昇(ふじた のぼる) 4章第3節
  京都大学生態学研究センター・助教
三木 健(みき たけし) 5章イントロダクション
  京都大学生態学研究センター・研究員
北山 兼弘(きたやま かねひろ) 5章第1節
  京都大学生態学研究センター・教授
潮 雅之(うしお まさゆき) 5章第1節
  京都大学生態学研究センター(大学院理学研究科)・博士課程
和穎 朗太(わがい ろうた) 5章第1節
  京都大学生態学研究センター・研究員
永田 俊(ながた とし) 5章第2節
  京都大学生態学研究センター・教授
茂手木 千晶(もてぎ ちあき) 5章第2節
  京都大学生態学研究センター(大学院理学研究科)・博士課程

目次

  はじめに—生物多様性の不思議な世界への招待[大串隆之]
Ⅰ 形の章 なぜ花は美しいのか? 形からみえる植物と動物の多様な共進 
  第1節 昆虫を誘惑する花たち—花の多様性を読み解く[酒井章子] 
  第2節 種子散布の生態学[湯本貴和]  
  コラム1 研究者、木に登る[酒井章子]  
  より深く学ぶために—読書案内
Ⅱ 関係の章 風が吹けば桶屋が儲かるか? 生物間相互作用ネットワーク
  第1節 ヤナギをめぐる虫たちの相互作用ネットワーク[大串隆之]
      —生物多様性を生み出すしくみ
  第2節 生物の多様性を生み出すメカニズムとその理論[山内 淳] 
  第3節 意外なところに潜む間接効果[高林純示]
      —生態学的三者系と情報ネットワーク
  コラム2 五万匹のテントウムシにマークをつける[大串隆之] 
  より深く学ぶために—読書案内
Ⅲ 分子の章 分子解析生態学がとき明かす生物多様性のメカニズム 
  第1節 ミツバチのリズムと時計遺伝子[清水 勇]  
  第2節 魚類の多様性とオプシン遺伝子[源 利文・清水 勇] 
  第3節 あなたの同位体はいくつ? [陀安一郎]
      —同位体でわかる生物のつながり
  より深く学ぶために—読書案内
Ⅳ 人間活動の章 身近なところにある生物多様性
  第1節 琵琶湖の生物多様性—過去、現在、そして、未来[奥田 昇] 
  第2節 里山の重要性[椿 宜高] 
  第3節 里山生態系と草原生態系の新しい危機[藤田 昇] 
  コラム3 トンボと日本人[椿 宜高]
  より深く学ぶために—読書案内 
Ⅴ 生態系の章 生態系の多様性 その秘密を解き明かすアプローチ
  第1節 熱帯降雨林の生態系[北山兼弘・潮 雅之・和穎朗太]
      —樹木と土壌微生物の協奏曲 
  第2節 微生物の海 [永田 俊・茂手木千晶]
      —海洋生態系における微生物群集の働きと多様性
  より深く学ぶために—読書案内
引用文献
本書の歩き方—読み終わった翌日に読んでもらいたい「あとがき」[高林純示] 
索  引
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