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これまでの都市緑地には,その土地に本来生息していた野生生物への配慮が不足していた.かつては身近であった生物の生息環境の劣化・生物多様性の危機はその結果である.この現状を打開するために各地で取り組まれた試行錯誤例を踏まえ,いたずらに外来種を導入しない十分な科学的根拠に立ったビオトープ構築のための方法を示す.
■執筆者
伊藤 早介(いとう そうすけ) 株式会社日建設計ランドスケープ室 1-3
岩瀬 剛二(いわせ こうじ) 株式会社環境総合テクノス生物環境研究所主任研究員 2-3
大藪 崇司(おおやぶ たかし) 京都市建設局水と緑環境部緑政課 2-3
下野 義人(しもの よしと) 大阪府立香里丘高等学校教諭 2-3
須川 恒(すがわ ひさし) 龍谷大学・京都教育大学非常勤講師 3-1
高田 博(たかだ ひろし) 南港グループ96代表、日本野鳥の会大阪支部幹事 3-2
田端 敬三(たばた けいぞう) 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科博士後期課程 2-2
中村 彰宏(なかむら あきひろ) 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科助手 4-2
夏原 由博(なつはら よしひろ) 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科助教授 1-2
橋本 啓史(はしもと ひろし) 京都大学大学院農学研究科博士課程 2-4, 4-3
松良 俊明(まつら としあき) 京都教育大学生物学教室教授 3-3
村上健太郎(むらかみ けんたろう)きしわだ自然資料館学芸員 1-2, 2-1
森本 幸裕(もりもと ゆきひろ) 京都大学大学院地球環境学童教授 1-1, 2-1, 1-3, 2-2,
4-1
和田 太一(わだ たいち) 南港グループ96海岸生物調査担当, シギ・チドリネットワーク
湿地学習コーディネーター 3-2
渡辺 茂樹(わたなべ しげき) 成安造形大学非常勤講師 3-4
伊藤 早介(いとう そうすけ) 株式会社日建設計ランドスケープ室 1-3
岩瀬 剛二(いわせ こうじ) 株式会社環境総合テクノス生物環境研究所主任研究員 2-3
大藪 崇司(おおやぶ たかし) 京都市建設局水と緑環境部緑政課 2-3
下野 義人(しもの よしと) 大阪府立香里丘高等学校教諭 2-3
須川 恒(すがわ ひさし) 龍谷大学・京都教育大学非常勤講師 3-1
高田 博(たかだ ひろし) 南港グループ96代表、日本野鳥の会大阪支部幹事 3-2
田端 敬三(たばた けいぞう) 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科博士後期課程 2-2
中村 彰宏(なかむら あきひろ) 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科助手 4-2
夏原 由博(なつはら よしひろ) 大阪府立大学大学院農学生命科学研究科助教授 1-2
橋本 啓史(はしもと ひろし) 京都大学大学院農学研究科博士課程 2-4, 4-3
松良 俊明(まつら としあき) 京都教育大学生物学教室教授 3-3
村上健太郎(むらかみ けんたろう)きしわだ自然資料館学芸員 1-2, 2-1
森本 幸裕(もりもと ゆきひろ) 京都大学大学院地球環境学童教授 1-1, 2-1, 1-3, 2-2,
4-1
和田 太一(わだ たいち) 南港グループ96海岸生物調査担当, シギ・チドリネットワーク
湿地学習コーディネーター 3-2
渡辺 茂樹(わたなべ しげき) 成安造形大学非常勤講師 3-4
口 絵
はじめに
第1章 都市の野生とハビタット
1-1 都市によみがえる野生[ 森本幸裕]
1 はじめに
2 いのちの森との出会い
3 ビオトープよりも花が好まれる理由
4 計画と設計
5 モニタリング活動
6 ほどほど管理
7 植物相の変遷
8 市民のいのちの森
9 矛 盾
10 おわりに
1-2 都市の景観生態学[夏原由博,村上健太郎,森本幸裕]
1 都市と自然景観
2 ランドスケープの生態学
3 種の生活史や種間競争の効果
1-3 小さな生態系としての庭園[森本幸裕,伊藤早介]
1 はじめに
2 庭園のイチモンジタナゴ
3 琵琶湖疏水の水を引く園池と魚類相
4 平安神宮と織宝苑の園池
5 多種の共存をもたらす秘密
6 変化する庭園と手入れ
7 日本庭園のシダ類
8 日本庭園はコケ類の宝庫
9 絶滅危惧種とは?
10 レフュージ(避難場所)としての庭園
11 レフュージの危機
第2章 野生生物と都市― 孤立林
2-1 孤立林の樹木とシダ植物[村上健太郎]
1 緑の島― 孤立林の樹木
2 種多様性保全のための面積を考える
3 シダ植物と微地形
4 「いのちの森」と万国博記念公園のシダ植物
5 まとめ
2-2 都市に残る野生―糺の森[田端敬三,森本幸裕]
1 都市の森としての「鎮守の森」
2 ニレ科樹林としての「糺の森」
3 人々の憩いの場としての「糺の森」
4 変質しつつある糺の森の植生
5 糺の森の現在の植生と最近11年間での変化
6 クスノキの優占度増大の要因
7 糺の森での樹木の世代交代
8 糺の森をモデルとしたビオトープ復元
9 おわりに
2-3 都市緑地の菌類[岩瀬剛二,大藪崇司,下野義人]
1 菌類とは
2 きのこの分類
3 自然界における菌類の役割
4 都市緑地「いのちの森」におけるきのこ
5 おわりに
2-4 孤立林の鳥[橋本啓史]
1 はじめに
2 林の面積と野鳥の関係
3 都市の森のシンボル,アオバズクの保全
4 都市に創られた新たな森への鳥類の飛来と定着
第3章 野生生物と都市― 水辺
3-1 都市河川と水鳥[須川恒]
1 はじめに
2 ユリカモメの都市河川への定着
3 さまざまな水鳥の都市河川への定着
4 都市河川環境保全と水鳥保護のための視点
3-2 沿岸域の湿地再生と保全
―大阪南港野鳥園の事例[高田博,和田太一]
1 はじめに
2 自然湿地があった頃から南港野鳥園ができるまで
3 南港野鳥園における湿地づくり
4 海岸生物の生息状況
5 水鳥とくにシギ・チドリ類の利用状況
6 そのほかの生物の生息状況
7 湿地づくりのポイントと課題
8 さいごに
3-3 人工水域を利用するトンボ・ヤゴ[松良俊明]
1 都市部から消滅しつつある池
2 プールのヤゴ
3 ある貯水池の場合
4 町中の造成池から羽化したトンボ
5 まとめ
3-4 都市のイタチ,田舎のイタチ[渡辺茂樹]
1 シベリアイタチとニホンイタチ
2 都市はシベリアイタチ,田舎(農村・山林)はニホンイタチ
3 珍獣ニホンイタチ
4 2 種の種間関係,和歌山県日置川町における調査より
5 2 種の種間関係,その補足
6 今後の課題について
第4章 共生の管理と計画
4-1 万博記念公園の森―郷土の森の再生[森本幸裕]
1 はじめに=森の再生
2 日本における森林の保全再生の変遷
3 森林の復元
4 「エコロジー緑化」の課題
5 郷土の生物多様性を保全する森づくり
6 おわりに
4-2 万国博記念公園の森―人工ギャップによる再生
[中村彰宏,夏原由博]
1 植物の種多様性を高めるための森林管理
2 チョウにとっての人工ギャップ
4-3 野鳥からみた都市緑地計画[橋本啓史]
1 なぜ都市に野鳥からの視点が必要なのか?
2 大阪市の都市緑地における鳥類相
3 シジュウカラを指標とする都市緑地計画
4-4 都市に自然をつくる[夏原由博]
1 失われたものはなにか
2 自然をつくる生態学
3 都市の自然の目標とポテンシャル
4 都市の自然の歴史
5 いろいろなハビタット
6 進化する自然づくり
あとがき
本書の刊行にあたってご協力を頂いた皆様
索 引
はじめに
第1章 都市の野生とハビタット
1-1 都市によみがえる野生[ 森本幸裕]
1 はじめに
2 いのちの森との出会い
3 ビオトープよりも花が好まれる理由
4 計画と設計
5 モニタリング活動
6 ほどほど管理
7 植物相の変遷
8 市民のいのちの森
9 矛 盾
10 おわりに
1-2 都市の景観生態学[夏原由博,村上健太郎,森本幸裕]
1 都市と自然景観
2 ランドスケープの生態学
3 種の生活史や種間競争の効果
1-3 小さな生態系としての庭園[森本幸裕,伊藤早介]
1 はじめに
2 庭園のイチモンジタナゴ
3 琵琶湖疏水の水を引く園池と魚類相
4 平安神宮と織宝苑の園池
5 多種の共存をもたらす秘密
6 変化する庭園と手入れ
7 日本庭園のシダ類
8 日本庭園はコケ類の宝庫
9 絶滅危惧種とは?
10 レフュージ(避難場所)としての庭園
11 レフュージの危機
第2章 野生生物と都市― 孤立林
2-1 孤立林の樹木とシダ植物[村上健太郎]
1 緑の島― 孤立林の樹木
2 種多様性保全のための面積を考える
3 シダ植物と微地形
4 「いのちの森」と万国博記念公園のシダ植物
5 まとめ
2-2 都市に残る野生―糺の森[田端敬三,森本幸裕]
1 都市の森としての「鎮守の森」
2 ニレ科樹林としての「糺の森」
3 人々の憩いの場としての「糺の森」
4 変質しつつある糺の森の植生
5 糺の森の現在の植生と最近11年間での変化
6 クスノキの優占度増大の要因
7 糺の森での樹木の世代交代
8 糺の森をモデルとしたビオトープ復元
9 おわりに
2-3 都市緑地の菌類[岩瀬剛二,大藪崇司,下野義人]
1 菌類とは
2 きのこの分類
3 自然界における菌類の役割
4 都市緑地「いのちの森」におけるきのこ
5 おわりに
2-4 孤立林の鳥[橋本啓史]
1 はじめに
2 林の面積と野鳥の関係
3 都市の森のシンボル,アオバズクの保全
4 都市に創られた新たな森への鳥類の飛来と定着
第3章 野生生物と都市― 水辺
3-1 都市河川と水鳥[須川恒]
1 はじめに
2 ユリカモメの都市河川への定着
3 さまざまな水鳥の都市河川への定着
4 都市河川環境保全と水鳥保護のための視点
3-2 沿岸域の湿地再生と保全
―大阪南港野鳥園の事例[高田博,和田太一]
1 はじめに
2 自然湿地があった頃から南港野鳥園ができるまで
3 南港野鳥園における湿地づくり
4 海岸生物の生息状況
5 水鳥とくにシギ・チドリ類の利用状況
6 そのほかの生物の生息状況
7 湿地づくりのポイントと課題
8 さいごに
3-3 人工水域を利用するトンボ・ヤゴ[松良俊明]
1 都市部から消滅しつつある池
2 プールのヤゴ
3 ある貯水池の場合
4 町中の造成池から羽化したトンボ
5 まとめ
3-4 都市のイタチ,田舎のイタチ[渡辺茂樹]
1 シベリアイタチとニホンイタチ
2 都市はシベリアイタチ,田舎(農村・山林)はニホンイタチ
3 珍獣ニホンイタチ
4 2 種の種間関係,和歌山県日置川町における調査より
5 2 種の種間関係,その補足
6 今後の課題について
第4章 共生の管理と計画
4-1 万博記念公園の森―郷土の森の再生[森本幸裕]
1 はじめに=森の再生
2 日本における森林の保全再生の変遷
3 森林の復元
4 「エコロジー緑化」の課題
5 郷土の生物多様性を保全する森づくり
6 おわりに
4-2 万国博記念公園の森―人工ギャップによる再生
[中村彰宏,夏原由博]
1 植物の種多様性を高めるための森林管理
2 チョウにとっての人工ギャップ
4-3 野鳥からみた都市緑地計画[橋本啓史]
1 なぜ都市に野鳥からの視点が必要なのか?
2 大阪市の都市緑地における鳥類相
3 シジュウカラを指標とする都市緑地計画
4-4 都市に自然をつくる[夏原由博]
1 失われたものはなにか
2 自然をつくる生態学
3 都市の自然の目標とポテンシャル
4 都市の自然の歴史
5 いろいろなハビタット
6 進化する自然づくり
あとがき
本書の刊行にあたってご協力を頂いた皆様
索 引