Home > Book Detail Page
海と湖の化学
微量元素で探る
菊上製, 560 pages
ISBN: 9784876986545
pub. date: 03/05
- Price : JPY 4,000 (with tax: JPY 4,400)
-
Out of Stock
京都大学における海洋化学研究は、各種の分析法、特に、微量無機元素の分析法の開発とその水圏における動態の解析を通して、世界的にも独自な海洋化学を開拓し、海洋学の発展に大きく貢献した。その歴史と最新の成果を、理論/方法のすべてにおいて一冊に結集。環境のコントロール、水質保全など、21世紀科学の核となる、必携の書。
海洋化学学術出版石橋褒賞 受賞
高知出版学術賞 受賞
高知出版学術賞 受賞
序 水の惑星
序―1 地球と海と生命の歴史
序―2 地球表層における水
第 I 部 海と湖の化学
1 海水の化学
1.1 元素の海水中平均濃度と滞留時間
1.2 分布を支配する要因
1.3 主要元素
1.4 微量元素
1.5 酸素酸元素―酸化還元環境の指標
1.6 アルミニウム
1.7 マンガン―最もアクティブな微量元素
1.8 鉄―海洋生物生産を支配する微量元素
1.9 鉄,コバルト,ニッケル,銅,亜鉛,カドミウム,鉛^n―生物活性微量金属
1.10 海洋深層水の微量元素
2 海洋堆積物の化学
2.1 試料の採取
2.2 年代測定
2.3 主要構成成分
2.4 初期続成過程
2.5 沈降粒子の元素組成―堆積物形成の前駆過程
2.6 堆積物の化学組成からみる海洋環境の変遷
2.7 おわりに
3 海洋生物と微量元素
3.1 海藻の化学
3.2 海洋プランクトンの元素組成
3.3 植物プランクトンの鉄取り込みのメカニズム
3.4 植物プランクトンがクロムのスペシエーションに及ぼす影響
4 海底熱水と海底湧水の化学
4.1 海底熱水系
4.2 熱水のトレーサー―マンガン,鉄,アルミニウム
4.3 海底熱水中のタングステンとモリブデン
4.4 深海冷湧水生態系―初島沖深海シロウリガイ群集
5 湖の化学
5.1 琵琶湖の主要成分と栄養塩
5.2 琵琶湖のマンガンと鉄―マンガン酸化物
5.3 琵琶湖のヒ素のスペシエーション
5.4 宍道湖・中海
5.5 宇曽利湖
5.6 湖の溶存微量元素
コラム1 海洋化学研究の源流
コラム2 海水中元素溶存量の規則性
第 II 部 水圏微量元素の分析化学
1 共同沈殿法
1.1 共沈による無機成分の捕集
1.2 pH-共沈率曲線
1.3 有機物の捕集
1.4 表面錯体生成モデル
1.5 微量元素の除去機構―共沈に基づくアプローチ
2 固相抽出法
3 電気化学分析法
3.1 タングステンとモリブデンの接触波ポーラログラフィー
3.2 ストリッピングボルタンメトリー
3.3 カラム電極電解法
3.4 その他の電極
4 比色法による現場簡易水質分析法
4.1 吸光光度法
4.2 現場簡易水質分析法
5 蛍光光度法
5.1 ルモガリオン法によるアルミニウムの定量
5.2 5,7-ジクロロ-8-キノリノール法によるイットリウムの定量
5.3 モーリン法によるジルコニウムの定量
5.4 2,3-ジアミノナフタレン法によるセレンの定量
6 蛍光X線分析法
6.1 原 理
6.2 装置と検出限界
6.3 定性分析
6.4 定量分析
6.5 新しい分析法
7 放射化分析法
7.1 特徴と原理
7.2 分析操作の概要
7.3 機器的中性子放射化分析
7.4 放射化学的中性子放射化分析
7.5 分析上の注意点
7.6 海洋試料の分析例
8 クリーン技術
8.1 一般的な注意
8.2 試料採取
8.3 器具類の選択と洗浄法
8.4 ろ 過
8.5 試薬の選択と精製
9 多元素同時分析法
9.1 原子スペクトル分光分析法
9.2 溶媒抽出-ICP-AES法
9.3 カラム抽出-ICP-MS法
10 化学種別分析法
10.1 リ ン
10.2 バナジウム
10.3 クロム
10.4 ヒ 素
11 船上自動分析法
11.1 マンガン
11.2 鉄
11.3 アルミニウム
12 テレケミストリー
12.1 新しい海洋観測プラットフォーム
12.2 現場型化学成分分析装置―GAMOS
序―1 地球と海と生命の歴史
序―2 地球表層における水
第 I 部 海と湖の化学
1 海水の化学
1.1 元素の海水中平均濃度と滞留時間
1.2 分布を支配する要因
1.3 主要元素
1.4 微量元素
1.5 酸素酸元素―酸化還元環境の指標
1.6 アルミニウム
1.7 マンガン―最もアクティブな微量元素
1.8 鉄―海洋生物生産を支配する微量元素
1.9 鉄,コバルト,ニッケル,銅,亜鉛,カドミウム,鉛^n―生物活性微量金属
1.10 海洋深層水の微量元素
2 海洋堆積物の化学
2.1 試料の採取
2.2 年代測定
2.3 主要構成成分
2.4 初期続成過程
2.5 沈降粒子の元素組成―堆積物形成の前駆過程
2.6 堆積物の化学組成からみる海洋環境の変遷
2.7 おわりに
3 海洋生物と微量元素
3.1 海藻の化学
3.2 海洋プランクトンの元素組成
3.3 植物プランクトンの鉄取り込みのメカニズム
3.4 植物プランクトンがクロムのスペシエーションに及ぼす影響
4 海底熱水と海底湧水の化学
4.1 海底熱水系
4.2 熱水のトレーサー―マンガン,鉄,アルミニウム
4.3 海底熱水中のタングステンとモリブデン
4.4 深海冷湧水生態系―初島沖深海シロウリガイ群集
5 湖の化学
5.1 琵琶湖の主要成分と栄養塩
5.2 琵琶湖のマンガンと鉄―マンガン酸化物
5.3 琵琶湖のヒ素のスペシエーション
5.4 宍道湖・中海
5.5 宇曽利湖
5.6 湖の溶存微量元素
コラム1 海洋化学研究の源流
コラム2 海水中元素溶存量の規則性
第 II 部 水圏微量元素の分析化学
1 共同沈殿法
1.1 共沈による無機成分の捕集
1.2 pH-共沈率曲線
1.3 有機物の捕集
1.4 表面錯体生成モデル
1.5 微量元素の除去機構―共沈に基づくアプローチ
2 固相抽出法
3 電気化学分析法
3.1 タングステンとモリブデンの接触波ポーラログラフィー
3.2 ストリッピングボルタンメトリー
3.3 カラム電極電解法
3.4 その他の電極
4 比色法による現場簡易水質分析法
4.1 吸光光度法
4.2 現場簡易水質分析法
5 蛍光光度法
5.1 ルモガリオン法によるアルミニウムの定量
5.2 5,7-ジクロロ-8-キノリノール法によるイットリウムの定量
5.3 モーリン法によるジルコニウムの定量
5.4 2,3-ジアミノナフタレン法によるセレンの定量
6 蛍光X線分析法
6.1 原 理
6.2 装置と検出限界
6.3 定性分析
6.4 定量分析
6.5 新しい分析法
7 放射化分析法
7.1 特徴と原理
7.2 分析操作の概要
7.3 機器的中性子放射化分析
7.4 放射化学的中性子放射化分析
7.5 分析上の注意点
7.6 海洋試料の分析例
8 クリーン技術
8.1 一般的な注意
8.2 試料採取
8.3 器具類の選択と洗浄法
8.4 ろ 過
8.5 試薬の選択と精製
9 多元素同時分析法
9.1 原子スペクトル分光分析法
9.2 溶媒抽出-ICP-AES法
9.3 カラム抽出-ICP-MS法
10 化学種別分析法
10.1 リ ン
10.2 バナジウム
10.3 クロム
10.4 ヒ 素
11 船上自動分析法
11.1 マンガン
11.2 鉄
11.3 アルミニウム
12 テレケミストリー
12.1 新しい海洋観測プラットフォーム
12.2 現場型化学成分分析装置―GAMOS