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芸術活動を支える重要な概念「ミーメーシス(模倣・再現)」を徹底的に解析し、プラトンの芸術思想を浮き彫りにする。
田中 一孝(たなか いっこう)
1980年 埼玉県に生まれる
2011年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学
2014年 京都大学博士(文学)
現在 京都大学高等教育研究開発推進センター特定助教
専門
西洋古代哲学、古代文芸論、美学
論文
「プラトン『国家』篇と『ソピステス』篇における模倣術」(『西洋古典学研究』60,岩波書店,2012年),「演技・物真似のミーメーシスVS像製作のミーメーシス?」(『古代哲学研究』41,古代哲学会,2009年),「一方向的な愛と相互的な愛――プラトン『リュシス』における友愛論」(『古代哲学研究』38,古代哲学会,2006年)ほか。
1980年 埼玉県に生まれる
2011年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学
2014年 京都大学博士(文学)
現在 京都大学高等教育研究開発推進センター特定助教
専門
西洋古代哲学、古代文芸論、美学
論文
「プラトン『国家』篇と『ソピステス』篇における模倣術」(『西洋古典学研究』60,岩波書店,2012年),「演技・物真似のミーメーシスVS像製作のミーメーシス?」(『古代哲学研究』41,古代哲学会,2009年),「一方向的な愛と相互的な愛――プラトン『リュシス』における友愛論」(『古代哲学研究』38,古代哲学会,2006年)ほか。
はじめに
第1章 ミーメーシス概念序説
Ⅰ.ミーメーシスの概念史
Ⅱ.ミーメーシスの構造
Ⅲ.代替関係と時系列
Ⅳ.演技・物真似のミーメーシスVS像製作のミーメーシス?
Ⅴ.比喩としてのミーメーシス
Ⅵ.小括
第2章 理想国家におけるムーシケーの教育
Ⅰ.『国家』篇におけるムーシケー論の背景
Ⅱ.二つのハルモニアー
Ⅲ.性格の「写し」としての文化
Ⅳ.ムーシケーと「音楽」
Ⅴ.「音楽」の違法
Ⅵ.小括
第3章 画家、詩人、模倣家
Ⅰ.「あるもの」「現れ」「像」
Ⅱ.鏡の比喩
Ⅲ.絵画と騙り
Ⅳ.知識の剥奪
Ⅴ.小括
第4章 模倣家と観衆の共犯関係――詩劇における観衆の心理学
Ⅰ.二つの像と現れ
Ⅱ.詩人・役者の心理と観衆の心理
Ⅲ.模倣家と観衆の共犯関係
Ⅳ.小括
第5章 詩人批判の射程――『国家』篇と『ソピステス』篇における模倣術の検討
Ⅰ.『国家』篇におけるミーメーシスと文芸論
Ⅱ.『ソピステス』篇における模倣術
Ⅲ.『国家』篇と『ソピステス』篇における模倣術の関係
Ⅳ.小括
第6章 世界構造の装置としてのミーメーシス――『ティマイオス』篇におけるミーメーシス概念とその哲学史的意義
Ⅰ.パラデイグマとコスモス
Ⅱ.デーミウールゴスについての模倣用語使用の回避
Ⅲ.非人格的な事物のミーメーシス
Ⅳ.世界構造の装置としてのミーメーシス
Ⅴ.小括
結語
引用文献
あとがき
索引(人名・事項)
第1章 ミーメーシス概念序説
Ⅰ.ミーメーシスの概念史
Ⅱ.ミーメーシスの構造
Ⅲ.代替関係と時系列
Ⅳ.演技・物真似のミーメーシスVS像製作のミーメーシス?
Ⅴ.比喩としてのミーメーシス
Ⅵ.小括
第2章 理想国家におけるムーシケーの教育
Ⅰ.『国家』篇におけるムーシケー論の背景
Ⅱ.二つのハルモニアー
Ⅲ.性格の「写し」としての文化
Ⅳ.ムーシケーと「音楽」
Ⅴ.「音楽」の違法
Ⅵ.小括
第3章 画家、詩人、模倣家
Ⅰ.「あるもの」「現れ」「像」
Ⅱ.鏡の比喩
Ⅲ.絵画と騙り
Ⅳ.知識の剥奪
Ⅴ.小括
第4章 模倣家と観衆の共犯関係――詩劇における観衆の心理学
Ⅰ.二つの像と現れ
Ⅱ.詩人・役者の心理と観衆の心理
Ⅲ.模倣家と観衆の共犯関係
Ⅳ.小括
第5章 詩人批判の射程――『国家』篇と『ソピステス』篇における模倣術の検討
Ⅰ.『国家』篇におけるミーメーシスと文芸論
Ⅱ.『ソピステス』篇における模倣術
Ⅲ.『国家』篇と『ソピステス』篇における模倣術の関係
Ⅳ.小括
第6章 世界構造の装置としてのミーメーシス――『ティマイオス』篇におけるミーメーシス概念とその哲学史的意義
Ⅰ.パラデイグマとコスモス
Ⅱ.デーミウールゴスについての模倣用語使用の回避
Ⅲ.非人格的な事物のミーメーシス
Ⅳ.世界構造の装置としてのミーメーシス
Ⅴ.小括
結語
引用文献
あとがき
索引(人名・事項)