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生物学的「人種」は実在しない——その事実にもかかわらず,「人種」は日々,社会的リアリティをもって存在し,人種差別は終息するところを知らない.映像,権利,ゲノム,言説,臭気,感触といった多様な表象を手掛かりに,ディシプリンの差異を超えてアジア地域における「人種」の創出プロセスを,国際的な比較を交えつつ縦横に論じる.
"Pacific Affairs", Volime 85, No.2、383-385頁、評者:Hyung-Gu Lynn氏