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スウェン・ヘディンの楼蘭発見 100 年.きわめて保存状態の良いまま未公開で眠っていた紙文書や多数のカロシュティー・木簡の分析を通じて 20 世紀の中央アジア探険の成果を総括し楼蘭・ホータン周辺の歴史的位置づけを見直す.文書形態の比較研究という新たな視座を取り入れながら中国文化とインド文化の交流を実証的に描く大著.
平成13年度JAGRA経済産業省局長賞
富谷 至
京都大学人文科学研究所教授
文学博士(京都大学)
簡牘学 中国法制史
赤松明彦
九州大学文学部教授
Ph.D(パリ第3大学)
サンスクリット学,インド哲学
梅原 郁
京都大学名誉教授,就実女子大学文学部教授
文学博士(京都大学)
中国法制史,歴史地理学
籾山 明
埼玉大学教養学部教授
簡牘学 中国古代史
アンナ・グレーテ・リシェル
デンマーク国立博物館保存部研究員
文物保存学 紙文書
ホーカン・ヴォルケスト
スウェーデン国立民族学博物館東洋部主任研究員
スウェン・ヘディン財団 理事
民族学
スタファン・ローゼン
ストックホルム大学東洋言語部教授
スウェン・ヘディン財団 幹事
Ph.D(ストックホルム大学)
言語学,シルクロード学
京都大学人文科学研究所教授
文学博士(京都大学)
簡牘学 中国法制史
赤松明彦
九州大学文学部教授
Ph.D(パリ第3大学)
サンスクリット学,インド哲学
梅原 郁
京都大学名誉教授,就実女子大学文学部教授
文学博士(京都大学)
中国法制史,歴史地理学
籾山 明
埼玉大学教養学部教授
簡牘学 中国古代史
アンナ・グレーテ・リシェル
デンマーク国立博物館保存部研究員
文物保存学 紙文書
ホーカン・ヴォルケスト
スウェーデン国立民族学博物館東洋部主任研究員
スウェン・ヘディン財団 理事
民族学
スタファン・ローゼン
ストックホルム大学東洋言語部教授
スウェン・ヘディン財団 幹事
Ph.D(ストックホルム大学)
言語学,シルクロード学
巻頭口絵 スウェーデン国立民族学博物館所蔵 スウェン・ヘディン将来未発表紙文書
序文
第I部 探検史編
1 西域考古学の誕生と展開 スウェーデンの貢献――スウェン・ヘディンからフォルケ・ベリィマンまで(ホーカン・ヴォルケスト)
1-1 はじめに
1-2 「疑似考古学」の段階
1-3 「誠実な考古学」の段階
1-4 「専門的考古学」の段階
1-5 おわりに
第II部 資料編
2 楼蘭・ニヤ出土カロシュティー文書の和訳 カロシュティー文書に見る西域南道(赤松明彦)
2-1 まえがき
2-2 地名記載文書の和訳
2-3 楼蘭出土文書の和訳
2-4 略号および参考文献
3 魏晋楼蘭簡の形態 封検を中心として(籾山明)
3-1 はじめに
3-2 楼蘭出土封検の分類
3-3 小型封検の検討(1)
3-4 大型封検の検討
3-5 小型封検の検討(2)
3-6 漢簡との連続性
3-7 おわりに
4 スウェン・ヘディンコレクションにおける偽造サカ文書(スタファン・ローゼン)
4-1 イスラム・アクーン型偽造文書(グループ�)
4-2 イスラム・アクーン後の偽造文書(グループ�)
5 スウェーデン国立民族学博物館所蔵未発表紙文書(冨谷至)
5-1 はじめに
5-2 文書<A-1>
5-3 文書<A-2>
5-4 文書<B>
5-5 文書<C>
5-6 文書<D>
5-7 文書<E>
5-8 総括
6 楼蘭古紙の科学的分析(アンナ=グレーテ・リシェル )
6-1 分析方法
6-2 楼蘭出土文書の分析
6-3 分析表
6-4 スウエーデン国立民族学博物館所蔵未発表楼蘭出土文書
6-5 製紙技術の発達に関する考察
7 ■善国の興亡 楼蘭の虚実(梅原郁)
7-1 はじめに
7-2 楼蘭・その地理的位置
7-3 文献に見える前漢時代の楼蘭
7-4 後漢時代の■善と楼蘭
7-5 楼蘭・■善発現文字資料をめぐって
7-6 残る諸問題
7-7 おわりに
8 西域南道東部地区に関する諸問題 主としてヤルトングース・ダリアについて(スタファン・ローゼン)
8-1 はじめに
8-3 Yar Tonguz Darya(ヤルトングース・ダリア)─-歴史と考古学
8-4 東漢,西漢時代のヤルトングース・ダリア地域の民族と言語
8-5 ■善とホータンの間のヤルトングース
8-6 西域南道の崩壊
8-7 結論
9 楼蘭・ニヤ出土カロシュティー文書について(赤松 明彦)
9-1 はじめに
9-2 楼蘭・ニヤ出土カロシュティー文書研究の現在 ─-インド学的観点から
9-3 文書の形態と出土地点について
9-4 記載内容に見るカロシュティー文書の特徴
9-5 楼蘭出土カロシュティー文書について
9-6 ニヤ出土カロシュティー文書に見るインドと中国
10 漢代エチナ=オアシスにおける開発と防衛線の展開(籾山 明 )
10-1 はじめに
10-2 部(1)─-その編成
10-3 部(2)─-その機能
10-4 塞─-辺境の防壁
10-5 オアシス─-塞の内側
10-6 おわりに
11 3世紀から4世紀にかけての書写材料の変遷 楼蘭出土文字資料を中心に(冨谷至)
11-1 はじめに
11-2 木簡と竹簡
11-3 紙の出現
11-4 楼蘭出土文字資料からみた書写材料の変遷
11-5 漢から晋へ─-簡牘から紙
11-6 結語
序文
第I部 探検史編
1 西域考古学の誕生と展開 スウェーデンの貢献――スウェン・ヘディンからフォルケ・ベリィマンまで(ホーカン・ヴォルケスト)
1-1 はじめに
1-2 「疑似考古学」の段階
1-3 「誠実な考古学」の段階
1-4 「専門的考古学」の段階
1-5 おわりに
第II部 資料編
2 楼蘭・ニヤ出土カロシュティー文書の和訳 カロシュティー文書に見る西域南道(赤松明彦)
2-1 まえがき
2-2 地名記載文書の和訳
2-3 楼蘭出土文書の和訳
2-4 略号および参考文献
3 魏晋楼蘭簡の形態 封検を中心として(籾山明)
3-1 はじめに
3-2 楼蘭出土封検の分類
3-3 小型封検の検討(1)
3-4 大型封検の検討
3-5 小型封検の検討(2)
3-6 漢簡との連続性
3-7 おわりに
4 スウェン・ヘディンコレクションにおける偽造サカ文書(スタファン・ローゼン)
4-1 イスラム・アクーン型偽造文書(グループ�)
4-2 イスラム・アクーン後の偽造文書(グループ�)
5 スウェーデン国立民族学博物館所蔵未発表紙文書(冨谷至)
5-1 はじめに
5-2 文書<A-1>
5-3 文書<A-2>
5-4 文書<B>
5-5 文書<C>
5-6 文書<D>
5-7 文書<E>
5-8 総括
6 楼蘭古紙の科学的分析(アンナ=グレーテ・リシェル )
6-1 分析方法
6-2 楼蘭出土文書の分析
6-3 分析表
6-4 スウエーデン国立民族学博物館所蔵未発表楼蘭出土文書
6-5 製紙技術の発達に関する考察
7 ■善国の興亡 楼蘭の虚実(梅原郁)
7-1 はじめに
7-2 楼蘭・その地理的位置
7-3 文献に見える前漢時代の楼蘭
7-4 後漢時代の■善と楼蘭
7-5 楼蘭・■善発現文字資料をめぐって
7-6 残る諸問題
7-7 おわりに
8 西域南道東部地区に関する諸問題 主としてヤルトングース・ダリアについて(スタファン・ローゼン)
8-1 はじめに
8-3 Yar Tonguz Darya(ヤルトングース・ダリア)─-歴史と考古学
8-4 東漢,西漢時代のヤルトングース・ダリア地域の民族と言語
8-5 ■善とホータンの間のヤルトングース
8-6 西域南道の崩壊
8-7 結論
9 楼蘭・ニヤ出土カロシュティー文書について(赤松 明彦)
9-1 はじめに
9-2 楼蘭・ニヤ出土カロシュティー文書研究の現在 ─-インド学的観点から
9-3 文書の形態と出土地点について
9-4 記載内容に見るカロシュティー文書の特徴
9-5 楼蘭出土カロシュティー文書について
9-6 ニヤ出土カロシュティー文書に見るインドと中国
10 漢代エチナ=オアシスにおける開発と防衛線の展開(籾山 明 )
10-1 はじめに
10-2 部(1)─-その編成
10-3 部(2)─-その機能
10-4 塞─-辺境の防壁
10-5 オアシス─-塞の内側
10-6 おわりに
11 3世紀から4世紀にかけての書写材料の変遷 楼蘭出土文字資料を中心に(冨谷至)
11-1 はじめに
11-2 木簡と竹簡
11-3 紙の出現
11-4 楼蘭出土文字資料からみた書写材料の変遷
11-5 漢から晋へ─-簡牘から紙
11-6 結語