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ニホンザルは日本固有のサルとして、またヒト以外では最も北にすむ霊長類として極めて貴重な存在だが、近年はサルによる農作物被害の問題が深刻となっている。自然保護と人間の暮らしを両立させるための基本的な考え方と実践的な方策を探る。
『海洋と生物』146(Vol.25 No.3)
『読売新聞』2003年6月29日朝刊「読書面」、評者:佐倉統氏
『京都民報』2003年8月31日、評者:大井徹氏
『遺伝』58巻1号、評者:佐倉統氏
『生物科学』第55巻3号、評者:堀野眞一氏
『霊長類研究』Vol.20No.1、評者:水野昭憲氏
『読売新聞』2003年6月29日朝刊「読書面」、評者:佐倉統氏
『京都民報』2003年8月31日、評者:大井徹氏
『遺伝』58巻1号、評者:佐倉統氏
『生物科学』第55巻3号、評者:堀野眞一氏
『霊長類研究』Vol.20No.1、評者:水野昭憲氏
室山 泰之(むろやま やすゆき)
京都大学霊長類研究所附属ニホンザル野外観察施設助手。京都大学博士 (理学)。
1962年 京都府生まれ. 1992年 京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。
日本学術振興会特別研究員、ルイパスツール大学客員研究員、京都大学霊長類研究所非常勤研究員、科学技術振興事業団科学技術特別研究員 (農林水産省森林総合研究所関西支所勤務) を経て現職。
主な著訳書
『ニホンザルの心を探る』(分担執筆、朝日新聞社、1992)
『サルの百科』(分担執筆、データハウス、1996)
『霊長類学を学ぶ人のために』(分担執筆、世界思想社、1999)
『霊長類生態学--環境と行動のダイナミズム--』(分担執筆、京都大学学術出版会、2000)
『小学館の図鑑 NEO 動物』(分担執筆、小学館、2002)
『霊長類学のすすめ』(分担執筆、丸善、2003)
京都大学霊長類研究所附属ニホンザル野外観察施設助手。京都大学博士 (理学)。
1962年 京都府生まれ. 1992年 京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。
日本学術振興会特別研究員、ルイパスツール大学客員研究員、京都大学霊長類研究所非常勤研究員、科学技術振興事業団科学技術特別研究員 (農林水産省森林総合研究所関西支所勤務) を経て現職。
主な著訳書
『ニホンザルの心を探る』(分担執筆、朝日新聞社、1992)
『サルの百科』(分担執筆、データハウス、1996)
『霊長類学を学ぶ人のために』(分担執筆、世界思想社、1999)
『霊長類生態学--環境と行動のダイナミズム--』(分担執筆、京都大学学術出版会、2000)
『小学館の図鑑 NEO 動物』(分担執筆、小学館、2002)
『霊長類学のすすめ』(分担執筆、丸善、2003)
第一章 猿害との出会い
1.里に現れるサルたち
2.ニホンザルとはどんな動物か
3.報告書は何を語る?
4.被害現場へ
5.猿害を「研究」する
第二章 被害はなぜ起きる?
1.なぜ農作物に対する被害が起きるのか
2.なぜその場所で被害が起きるのか
3.被害発生から拡大まで
4.人馴れの進行
コラム1 野生動物との距離
5.被害発生の背景:里に下りてきた原因
6.なぜ被害が起きるのか:原因と背景
コラム2 猿害はやっかいもの?
第三章 被害管理とはなにか
1.被害管理とはなにか
2.事故防止研究の視点を被害管理に
3.被害管理をはじめよう
コラム3 野生動物管理学と保全生物学
第四章 採食戦略としての農地採食
1.農地採食を採食戦略として考える
2.農地は特殊な採食パッチ
コラム4 ボスはだれ?
3.農地採食の管理モデル
4.被害の軽減に向けて
5.このモデルの実用性は?
第五章 農地と集落の環境整備
1.三つの管理レベル
2.なぜサルの被害を防ごうとしないのか
3.農地や集落を採食場所にしない
コラム5 住宅街に出没するサル
4.障壁を利用して被害を防ぐ
5.サルに強い集落づくりをめざそう
第六章 被害防除技術
1.被害防除技術とは何か
2.被害状況の分析と被害防除技術の選択
3.具体的な被害防除技術
(1)物理的障壁の利用
(2)心理的障壁の利用
コラム6 猿落君が教えてくれたこと
第七章 行政レベルの被害管理
1.行政レベルの被害管理
2.農家や地域による被害管理に対するサポート
3.農業政策としての農地周辺環境の整備
4.野生動物の生息環境整備
5.ゾーニングと被害管理
6.被害軽減を目的とした個体数管理
コラム7 数字の一人歩き
第八章 ニホンザルの過去と現在
1.戦前までの状況
2.分布の変遷と個体数の変化
3.地域個体群の絶滅
コラム8 生態学のススメ
4.霊長類の現状と保全への対策
5.なぜ霊長類を保全するのか
第九章 里のサルとつきあうには
1.被害管理のゆくえ:ニホンザルは生き残れるか
2.保護と管理:その理念と性格
3.野生動物の管理体制を充実する
4.野生動物との「共存」のために:まとめに代えて
あとがき
読書案内
引用文献
索 引
1.里に現れるサルたち
2.ニホンザルとはどんな動物か
3.報告書は何を語る?
4.被害現場へ
5.猿害を「研究」する
第二章 被害はなぜ起きる?
1.なぜ農作物に対する被害が起きるのか
2.なぜその場所で被害が起きるのか
3.被害発生から拡大まで
4.人馴れの進行
コラム1 野生動物との距離
5.被害発生の背景:里に下りてきた原因
6.なぜ被害が起きるのか:原因と背景
コラム2 猿害はやっかいもの?
第三章 被害管理とはなにか
1.被害管理とはなにか
2.事故防止研究の視点を被害管理に
3.被害管理をはじめよう
コラム3 野生動物管理学と保全生物学
第四章 採食戦略としての農地採食
1.農地採食を採食戦略として考える
2.農地は特殊な採食パッチ
コラム4 ボスはだれ?
3.農地採食の管理モデル
4.被害の軽減に向けて
5.このモデルの実用性は?
第五章 農地と集落の環境整備
1.三つの管理レベル
2.なぜサルの被害を防ごうとしないのか
3.農地や集落を採食場所にしない
コラム5 住宅街に出没するサル
4.障壁を利用して被害を防ぐ
5.サルに強い集落づくりをめざそう
第六章 被害防除技術
1.被害防除技術とは何か
2.被害状況の分析と被害防除技術の選択
3.具体的な被害防除技術
(1)物理的障壁の利用
(2)心理的障壁の利用
コラム6 猿落君が教えてくれたこと
第七章 行政レベルの被害管理
1.行政レベルの被害管理
2.農家や地域による被害管理に対するサポート
3.農業政策としての農地周辺環境の整備
4.野生動物の生息環境整備
5.ゾーニングと被害管理
6.被害軽減を目的とした個体数管理
コラム7 数字の一人歩き
第八章 ニホンザルの過去と現在
1.戦前までの状況
2.分布の変遷と個体数の変化
3.地域個体群の絶滅
コラム8 生態学のススメ
4.霊長類の現状と保全への対策
5.なぜ霊長類を保全するのか
第九章 里のサルとつきあうには
1.被害管理のゆくえ:ニホンザルは生き残れるか
2.保護と管理:その理念と性格
3.野生動物の管理体制を充実する
4.野生動物との「共存」のために:まとめに代えて
あとがき
読書案内
引用文献
索 引