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私たちの周りには、様々な形をした植物が、様々な生活様式で暮らしている。では、何がそのような多様性をもたらしているだろうか?カエデ類とニリンソウ類を題材にしてその謎に挑む。失敗談や有望な仮説を考え出す過程など、研究成果発表の場にはあらわれない、試行錯誤の様子まで描きながら「研究する人生」の楽しみを紹介する。
『日経サイエンス』、評者:森山和道氏
『海洋と生物』Vol.24No.3
『遺伝』57巻2号、評者:清水健太郎氏
『生物科学』第55巻第2号、評者:長田典之氏
『海洋と生物』Vol.24No.3
『遺伝』57巻2号、評者:清水健太郎氏
『生物科学』第55巻第2号、評者:長田典之氏
酒井 聡樹(さかい さとき)
東北大学大学院生命科学研究科助教授。
理学博士。
1960年 熊本県生まれ。
1989年 東京大学大学院理学研究科植物学専門課程博士課程終了。
日本学術振興会特別研究員。農林水産庄草地試験場研究員を経て現職。
専門 進化生態学
主著
『これから論文を書く若者のために』(共立出版、2002)、『生き物の進化ゲーム―進化生態学最前線:生物の不思議を解く』(共著、共立出版、1999)、『数理生態学』(分担執筆、共立出版、1997)、『多様性の生物学3 植物の種』(分担執筆、東京大学出版会、2000)、『水生生物の卵サイズ―生活史変異・種分化の生物学』(分担執筆、海遊舎、2001)
東北大学大学院生命科学研究科助教授。
理学博士。
1960年 熊本県生まれ。
1989年 東京大学大学院理学研究科植物学専門課程博士課程終了。
日本学術振興会特別研究員。農林水産庄草地試験場研究員を経て現職。
専門 進化生態学
主著
『これから論文を書く若者のために』(共立出版、2002)、『生き物の進化ゲーム―進化生態学最前線:生物の不思議を解く』(共著、共立出版、1999)、『数理生態学』(分担執筆、共立出版、1997)、『多様性の生物学3 植物の種』(分担執筆、東京大学出版会、2000)、『水生生物の卵サイズ―生活史変異・種分化の生物学』(分担執筆、海遊舎、2001)
はじめに
第一章 稚樹の形の研究をやろう
1生物学に決める
2植物生態学と系統進化学の中間的な研究を志す
3目的もなく、カエデの枝の長さを測る
4東大大学院の入試
5大学院での研究テーマを考える
第二章 仮説を描くまでの日々
1カエデ科の比較生態学をやろう
2日光植物園
3研究とは
4私なりの研究目的
5フィールド歩き
6クリッチフィールドさんの論文との出会い
7冬芽を解剖してみる
8葉の展開の様子を定期的に観察する
9研究室セミナー
10ウリハダカエデのひらめき
11仮説
第三章 カエデ科稚樹における、分枝伸長様式の適応進化
1その年に着ける葉の数は前年の内に決まっているのか
2稚樹の移植実験
3初めての学会発表
4分枝伸長様式に三型あり
5冬芽の開芽率
6葉の大きさと節間長の変化
7主軸の伸長量
8移植実験の結果
9三型の適応戦略
10どういう大きさの林冠ギャップで世代更新しているのか
第四章 論文を書く
1修士論文の構想を練る
2修士論文執筆
3修士論文発表会
4修士論文と投稿論文
5論文が科学雑誌に掲載されるまでの道筋
6論文執筆開始
7緒言では何を書くべきか
8論文投稿
9論文が返ってこない
10論文改訂
11論文が通った!
12論文を終えて
第五章 数理モデルへの道
1博士課程修了
2一般性の高い研究がしたい
3イチリンソウ属
4個体を掘り取る
5トレードオフ
6乾燥重量を計る
7自然淘汰による進化と最適戦略
8数理生態学
9大間違いの数理モデルを作る
10釧路での生態学会
第六章 草の形の多様性の進化に関する理論的解析
1ゲーム理論
2進化的に安定な戦略
3ギブニッシュさんの論文を読む
4茎と葉柄は違う?! コンピュータシミュレーション
5研究室の城の中で
6解析的な数理モデル
7求めるべき条件は何だ?
8最後の大間違い
9生物学における四つの問い
10進化生態学における数理モデルの役割
11草の形の多様性の進化:私が作った数理モデル
おわりに
引用文献
索 引
第一章 稚樹の形の研究をやろう
1生物学に決める
2植物生態学と系統進化学の中間的な研究を志す
3目的もなく、カエデの枝の長さを測る
4東大大学院の入試
5大学院での研究テーマを考える
第二章 仮説を描くまでの日々
1カエデ科の比較生態学をやろう
2日光植物園
3研究とは
4私なりの研究目的
5フィールド歩き
6クリッチフィールドさんの論文との出会い
7冬芽を解剖してみる
8葉の展開の様子を定期的に観察する
9研究室セミナー
10ウリハダカエデのひらめき
11仮説
第三章 カエデ科稚樹における、分枝伸長様式の適応進化
1その年に着ける葉の数は前年の内に決まっているのか
2稚樹の移植実験
3初めての学会発表
4分枝伸長様式に三型あり
5冬芽の開芽率
6葉の大きさと節間長の変化
7主軸の伸長量
8移植実験の結果
9三型の適応戦略
10どういう大きさの林冠ギャップで世代更新しているのか
第四章 論文を書く
1修士論文の構想を練る
2修士論文執筆
3修士論文発表会
4修士論文と投稿論文
5論文が科学雑誌に掲載されるまでの道筋
6論文執筆開始
7緒言では何を書くべきか
8論文投稿
9論文が返ってこない
10論文改訂
11論文が通った!
12論文を終えて
第五章 数理モデルへの道
1博士課程修了
2一般性の高い研究がしたい
3イチリンソウ属
4個体を掘り取る
5トレードオフ
6乾燥重量を計る
7自然淘汰による進化と最適戦略
8数理生態学
9大間違いの数理モデルを作る
10釧路での生態学会
第六章 草の形の多様性の進化に関する理論的解析
1ゲーム理論
2進化的に安定な戦略
3ギブニッシュさんの論文を読む
4茎と葉柄は違う?! コンピュータシミュレーション
5研究室の城の中で
6解析的な数理モデル
7求めるべき条件は何だ?
8最後の大間違い
9生物学における四つの問い
10進化生態学における数理モデルの役割
11草の形の多様性の進化:私が作った数理モデル
おわりに
引用文献
索 引