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数,方程式とユークリッド幾何

ガロア理論から折り紙の数学まで

西田 吾郎

A5並製・239頁

ISBN: 9784876982127

発行年月: 2012/06

  • 本体: 2,800円(税込 3,080円
  • 在庫あり
 
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内容

数と図形—両者の研究は、数学の長い歴史を通して、相互に関連し合いながら発展してきた。現代数学を学ぶ上で重要な,数論・代数学・幾何学などの基礎を相互に関連付けながら、「数の概念」から折り紙による作図問題まで丁寧に解説する。数学を志す学部学生をはじめ,数学を愛好するすべての人を対象とした、新しいテキスト。

プロフィール

西田吾郎(にしだ ごろう)
1943年大阪府生まれ.
京都大学名誉教授,理学博士.
京都大学大学院理学研究科修士課程修了.
京都大学理学部,大学院理学研究科教授,同副学長を歴任.
専攻 位相幾何学
主著 『ホモトピー論』(共立出版 1985),『線形代数学』(京都大学学術出版会 2009)など.

目次

第1章 数と方程式
1.1 1次方程式と有理数
1.2 2次方程式と無理数
1.3 複素数
1.4 3次と4次方程式
1.5 代数学の基本定理

第2章 代数系
2.1 体
2.2 ベクトル空間
2.3 群
2.4 環と多項式
2.5 多項式環に関する少し深い結果

第3章 ガロア理論
3.1 拡大体
3.2 ガロア理論
3.3 対称式と対称群
3.4 円分体と1のn乗根
3.5 ガロアが考えたこと

第4章 ユークリッド幾何と体
4.1 ユークリッド幾何と実数
4.2 ヒルベルトの公理系
4.3 公理から実数へ
4.4 公理の独立性

第5章 作図と方程式
5.1 作図
5.2 折り紙
5.3 その他の方法による角の3等分

索引
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