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西洋古典叢書 G040

牧歌

テオクリトス 古澤 ゆう子 訳

四六変上製・293頁

ISBN: 9784876981557

発行年月: 2004/10

  • 本体: 3,000円(税込 3,300円) 月報53
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内容

テオクリトスは「牧歌の父」と称される、ヘレニズム時代の抒情詩人である。生まれ故郷シチリア島の美しい自然を背景に、牧人の恋や対話を描いた牧歌、僭主ヒエロン2世への讃歌、神話をモチーフにした小叙事詩、少年愛の詩などさまざまなテーマを、彩りと愛情のこもったことばで描く。30余の詩篇『エイデュリア』ほか全作品を本邦初訳。

プロフィール

古澤 ゆう子(ふるさわ ゆうこ)

一橋大学大学院言語社会研究科教授
1949年 東京都生まれ
1974年 国際基督教大学卒業1980年 ヴェルツブルク大学大学院哲学研究科古典学・独文学・神学課程修了
     ヴェルツブルク大学ドイツ哲学博士
1983年 一橋大学助教授、教授を経て現職

主な著訳書
Eros und Seelenruhe in den Thalysien Theokrits, Würzburg 1980.
『牧歌的エロ−ス——近代・古代の自然と神々』(木魂社)
『ムーサよ、語れ——古代ギリシア文学への招待』(共著、三陸書房)

目次

エイデュリア
第一歌 テュルシス
第二歌 まじないをする女、シマイタ第三歌 セレナーデ
第四歌 牧人たち
第五歌 山羊飼と羊飼
第六歌 牛飼たち
第七歌 収穫祭
第八歌 ダプニスとメナルカス1
第九歌 ダプニスとメナルカス2
第十歌 刈り入れ人
第十一歌 キュクロプス
第十二歌 愛する少年
第十三歌 ヒュラス
第十四歌 アイスキナスとテュオニコス
第十五歌 シュラクサイの女たち、またはアドニス祭の女たち
第十六歌 カリテス、またはヒエロン
第十七歌 プトレマイオス王讃歌
第十八歌 ヘレナの祝婚歌
第十九歌 蜂蜜どろぼう
第二十歌 牛飼とエウニカ
第二十一歌 漁師たち
第二十二歌 ディオスクロイ(双子神讃歌)
第二十三歌 恋する者
第二十四歌 幼いヘラクレス
第二十五歌 ヘラクレスの獅子退治
第二十六歌 バッコスの信女
第二十七歌 愛の口説き
第二十八歌 錘(つむ)
第二十九歌 少年への愛の歌1
第三十歌 少年への愛の歌2
第三十二歌 ベレニケ讃歌
(第三十一歌はわずかの断片のみ)

エピグラム

解  説
固有名詞索引

月報53
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