Home > Book Detail Page
宇宙は唯一のものであり、その中心に位置する大地をめぐって、諸天体は永遠の円運動を続けている。「アイテール (エーテル)」説によってプラトン的宇宙論を極力「自然学」的に展開したアリストテレスの天空論は、長年にわたって西洋の天文学に多大の影響をおよぼした。アリストテレスの哲学の全体像をとらえるのに不可欠の論集。
池田 康男(いけだ やすお)
高知大学名誉教授
1938年 長野県生まれ。
1970年 京都大学大学院文学研究科博士課程退学。
1971年 清泉女子大学文学部講師。
1981年 高知大学助教授を経て
2002年 退職
主な著訳書
『アリストテレスの第一哲学』(創文社)
高知大学名誉教授
1938年 長野県生まれ。
1970年 京都大学大学院文学研究科博士課程退学。
1971年 清泉女子大学文学部講師。
1981年 高知大学助教授を経て
2002年 退職
主な著訳書
『アリストテレスの第一哲学』(創文社)
【本文の内容目次】
第一巻 月より上の世界
第 一 章 宇宙の完全性について
第 二 章 円運動する第五元素が存在すること
第 三 章 円運動する第五元素の諸特性
第 四 章 円運動には反対な運動がないこと
第 五 章 無限な物体は存在しないこと――その一、第一物体または第五元素の場合
第 六 章 無限な物体は存在しないこと――その二、その他の元素の場合
第 七 章 無限な物体は存在しないこと――その三、一般的な理由
第 八 章 宇宙は一つしかないこと――その一、諸元素の本性よりする証明
第 九 章 宇宙は一つしかないこと――その二、形相と資料よりする証明
第 十 章 宇宙は生成も消滅もしないこと――その一、先人の諸説の検討
第十一章 宇宙は生成も消滅もしないこと――その二、生成しないもの、生成するもの、消滅するもの、消滅しないもの、可能、不可能の諸義について
第十二章 宇宙は生成も消滅もしないこと――その三、証明
第二巻 月より上の世界(つづき)
第 一 章 諸帰結の要約と確認
第 二 章 天の上下、左右について――ピュタゴラス派に対する批判
第 三 章 宇宙における物体と運動の多様性
第 四 章 天は球形であること
第 五 章 恒星天が東から西へ回転する理由
第 六 章 恒星天の運動の均一性について
第 七 章 星たちについて――その一、星たちの本性
第 八 章 星たちについて――その二、星たちの運動
第 九 章 星たちについて――その三、星たちの協和音
第 十 章 星たちについて――その四、星たちの順序
第十一章 星たちについて――その五、星たちは球形であること
第十二章 星たちについて――その六、星たちの動きの多様性
第十三章 大地について――その一、先人の諸説の検討
第十四章 大地について――その二、アリストテレスの説
第三巻 月下の世界
第 一 章 生成に関する諸問題――『ティマイオス』におけるプラトンの説に対する批判
第 二 章 自然的な運動――重さと軽さ
第 三 章 元素について――その一、元素の本性
第 四 章 元素について――その二、元素の数
第 五 章 元素について――その三、元素は複数あること
第 六 章 元素について――その四、元素の生成
第 七 章 元素について――その五、元素の相互からの生成
第 八 章 元素について――その六、元素に形を与えることに対する批判
第四巻 月下の世界(つづき)
第 一 章 重さと軽さ――その一、序論
第 二 章 重さと軽さ――その二、先人の諸説の検討
第 三 章 重さと軽さ――その三、アリストテレスの説
第 四 章 重いものと軽いものの相違と振る舞い
第 五 章 四つの元素の質量はどのように区別されるか
第 六 章 物体の運動における形の役割
補 註
解 説
索 引
第一巻 月より上の世界
第 一 章 宇宙の完全性について
第 二 章 円運動する第五元素が存在すること
第 三 章 円運動する第五元素の諸特性
第 四 章 円運動には反対な運動がないこと
第 五 章 無限な物体は存在しないこと――その一、第一物体または第五元素の場合
第 六 章 無限な物体は存在しないこと――その二、その他の元素の場合
第 七 章 無限な物体は存在しないこと――その三、一般的な理由
第 八 章 宇宙は一つしかないこと――その一、諸元素の本性よりする証明
第 九 章 宇宙は一つしかないこと――その二、形相と資料よりする証明
第 十 章 宇宙は生成も消滅もしないこと――その一、先人の諸説の検討
第十一章 宇宙は生成も消滅もしないこと――その二、生成しないもの、生成するもの、消滅するもの、消滅しないもの、可能、不可能の諸義について
第十二章 宇宙は生成も消滅もしないこと――その三、証明
第二巻 月より上の世界(つづき)
第 一 章 諸帰結の要約と確認
第 二 章 天の上下、左右について――ピュタゴラス派に対する批判
第 三 章 宇宙における物体と運動の多様性
第 四 章 天は球形であること
第 五 章 恒星天が東から西へ回転する理由
第 六 章 恒星天の運動の均一性について
第 七 章 星たちについて――その一、星たちの本性
第 八 章 星たちについて――その二、星たちの運動
第 九 章 星たちについて――その三、星たちの協和音
第 十 章 星たちについて――その四、星たちの順序
第十一章 星たちについて――その五、星たちは球形であること
第十二章 星たちについて――その六、星たちの動きの多様性
第十三章 大地について――その一、先人の諸説の検討
第十四章 大地について――その二、アリストテレスの説
第三巻 月下の世界
第 一 章 生成に関する諸問題――『ティマイオス』におけるプラトンの説に対する批判
第 二 章 自然的な運動――重さと軽さ
第 三 章 元素について――その一、元素の本性
第 四 章 元素について――その二、元素の数
第 五 章 元素について――その三、元素は複数あること
第 六 章 元素について――その四、元素の生成
第 七 章 元素について――その五、元素の相互からの生成
第 八 章 元素について――その六、元素に形を与えることに対する批判
第四巻 月下の世界(つづき)
第 一 章 重さと軽さ――その一、序論
第 二 章 重さと軽さ――その二、先人の諸説の検討
第 三 章 重さと軽さ――その三、アリストテレスの説
第 四 章 重いものと軽いものの相違と振る舞い
第 五 章 四つの元素の質量はどのように区別されるか
第 六 章 物体の運動における形の役割
補 註
解 説
索 引
月報5