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京都大学総合人間学部公開講座

現代における人間と宗教

何故に人間は宗教を求めるのか

有福 孝岳 編著

菊変並製・258頁

ISBN: 9784876980352

発行年月: 1996/09

  • 本体: 2,621円(税込 2,883円
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内容

創造と破壊、幸福と苦悩、生と死善と悪---人生における根元的な対立が、いっそう激しく複雑に現れる現代社会において、宗教は、人々の安心立命や社会倫理の拠り所としての役割を果たせるのか? 哲学、宗教学から人類学、医学に至る幅広い専門家が、近代における宗教の姿を多角的に考察し、宗教の未来と可能性について冷徹に論じる。

目次

現代における人間と宗教 ── 何故に人間は宗教を求めるのか(第1回)

 0-1 人類の哲学 ── 西洋哲学から人類普遍の哲学へ(梅原 猛)

第一部 宗教の原風景
 1-1 狩猟採集民の宗教的世界と自然観 ── アフリカ南部グイ・ブッシュマンの社会より(菅原 和孝)

第二部 宗教体験と無意識の世界
 2-1 宗教と科学の間 ── フランス一九世紀の霊界通信(稲垣 直樹)
 2-2 宗教体験と夢体験(新宮 一成)

第三部 日本における宗教のありかた
 3-1 一六,一七世紀における日本とキリスト教(エンゲルベルト・ヨリッセン)
 3-2 「森林列島」の宗教文化(薗田 稔)

第四部 何故に人間は宗教を求めるのか
 4-1 転換期における宗教的自覚(渡辺 久義)
 4-2 人間と宗教と哲学 ── 何故に人間は宗教を求めるのか(有福 孝岳)
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