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越境する知としての西田哲学

廖 欽彬・秋富 克哉・福家 崇洋 編

A5上製・396頁

ISBN: 9784814006212

発行年月: 2025/12

  • 本体: 6,800円(税込 7,480円
  • 在庫あり
 
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内容

戦後間もなくの西田哲学研究は、西田の直弟子たちを中心に、宗教哲学に定位したものが主流であったが、没後50年の1995年頃から領域的にも西田自身が取り組んだ科学哲学や芸術哲学、政治哲学や歴史哲学などへと広がりを見せてきた。本書はそのような成果を踏まえつつ、「越境する知」という枠組みのもと、新たな視座を設定し、新資料をも活用することで、現代社会や伝統をめぐる種々の主題を照らし出し、西田哲学の今日的意義と射程を考える。3本のコラムも掲載。

目次

凡 例
はじめに(廖欽彬・秋富克哉)

第一部 越境する知としての西田哲学
第一章 精神病理学と哲学のあいだ
    ――西田幾多郎と木村敏(藤田正勝)
第二章 西田哲学の視座でエンドオブライフケアを考える
    ――終末期ケアのパラダイム転換を辿りながら(浅見 洋)
第三章 AI西田幾多郎について(張 政遠)
第四章 西田の場所論とAI、メディア(廖 欽彬)
第五章 居合道における「永遠の今の自己限定」(フォンガロ・エンリコ)
第六章 自覚は瞬間的なのか
    ――身体技術の稽古に取材する(鋳物美佳)
第七章 惨劇の遺族を取材する意味
    ――西田哲学を通して考える(広瀬一隆)
第八章 西田哲学と教育学(髙谷掌子) 

第二部 マルチダイナミクスとしての西田哲学
第一章 実践の原理としての行為的直観(嶺 秀樹)
第二章 歴史的生命とは何か(秋富克哉)
第三章 物来って何を照らすか?
    ――西田哲学と「もの」の現在(杉村靖彦)
第四章 西田幾多郎の意味理論(朝倉友海)
第五章 西田幾多郎と左右田喜一郎
    ――「極限概念」を軸にして(福家崇洋)
第六章 悪とニヒリズムと宗教的なもの
    ――西田幾多郎と西谷啓治のドストエフスキー解釈(太田裕信)
第七章 東アジア哲学における二つの形而上学
    ――西田幾多郎の「実在」と熊十力の「本体」について(郭 旻錫)
第八章 西田幾多郎新資料研究の現在(中嶋優太)

コラム1「西田幾多郎と湯川秀樹」佐藤文隆
コラム2「見ることをめぐる九つの断章」岡田修二
コラム3「最先端生命科学の可能性と西田哲学」斎藤通紀

あとがき(福家崇洋)
索引(人名/事項)
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