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『史學雜誌』第131編第6号、84-94頁、評者:福永善隆氏
佐藤達郎(さとう たつろう)
関西学院大学文学部教授。
1966年 宮崎県生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋史学専攻)研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。
主要論著
「尚書の銓衡の成立—漢代における「選挙」の再検討—」(『史林』78巻4号、1995年)
「前漢の文帝—その虚像と実像—」(『古代文化』第52巻8号、2000年)
『辺境出土木簡の研究』(共著、朋友書店、2003年)
『新版 中国の歴史(上)』(共著、昭和堂、2009年)
『中国古代軍事制度の総合的研究』(共著、京都大学人文科学研究所、2013年)
『多民族社会の軍事統治—出土史料が語る中国古代—』(共著、京都大学学術出版会、2018年)
など。
関西学院大学文学部教授。
1966年 宮崎県生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋史学専攻)研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。
主要論著
「尚書の銓衡の成立—漢代における「選挙」の再検討—」(『史林』78巻4号、1995年)
「前漢の文帝—その虚像と実像—」(『古代文化』第52巻8号、2000年)
『辺境出土木簡の研究』(共著、朋友書店、2003年)
『新版 中国の歴史(上)』(共著、昭和堂、2009年)
『中国古代軍事制度の総合的研究』(共著、京都大学人文科学研究所、2013年)
『多民族社会の軍事統治—出土史料が語る中国古代—』(共著、京都大学学術出版会、2018年)
など。
はじめに
第一部 官制叙述の形成と展開——官制と礼、歴史意識
第一章 二年律令に見える漢初の秩石制について
はじめに
ー 二年律令における官秩の構成と機能
〔一〕官秩の構成
〔二〕官秩の区切り
〔三〕官秩の機能
〔四〕爵との対比
二 若干の問題に関する考察
〔一〕秩律の規定する官の範囲
〔二〕県令長と属吏の地位
おわりに
第二章 職官儀注書の源流
はじめに
〔一〕律令、「官簿」
〔二〕故事
〔三〕職掌規定について
〔四〕歴史的沿革
〔五〕官制全体の包括的記述
おわりに
第三章 職官儀注書の出現と官制叙述のはじまり
はじめに
ー 佚名氏『漢官』
二 衛宏『漢旧儀』
三 『漢書』百官公卿表と職官儀注書
第四章 漢代の古官箴
はじめに
ー 揚雄の官箴とその背景
二 後漢における劉騊駼・崔瑗父子の増補
三 胡広の『百官箴』集成
四 後漢の官箴における一般的傾向
五 漢代の古官箴の歴史的意義と次代における展開
おわりに
第五章 胡広『漢官解詁』の編纂——その経緯と構想
はじめに
ー 胡広に先立つ諸著作とその契機
〔一〕王隆『漢官篇』
〔二〕劉珍等『漢家礼儀』
〔三〕張衡『周官解説』
二 胡広『漢官解詁』の編纂
〔一〕編纂の経緯と動機
〔二〕『漢官解詁』の内容と傾向
〔三〕胡広の歴史観と『漢官解詁』の歴史的位置
おわりに
第六章 応劭『漢官儀』の編纂
はじめに
ー 『漢官儀』の書名と編纂時期について
二 佚文よりみた『漢官儀』の内容と傾向
〔一〕原資料
〔二〕内容上の傾向・特徴的な点
おわりに
第七章 摯虞『決疑要注』をめぐって
はじめに
一 泰始礼の編纂と摯虞『決疑要注』
二 『決疑要注』佚文
三 『決疑要注』の内容的傾向
〔一〕『決疑要注』と経典・故事
〔二〕『決疑要注』と談弁
おわりに
第八章 『続漢書』百官志と晋官品令
はじめに
一 司馬彪の『続漢書』と八志編纂をめぐって——概略といくつかの指摘
二 百官志の内容・形式および先行する著作との関係
三 泰始官品令と吏員令の形式
おわりに
第九章 王珪之『斉職儀』の編纂
はじめに
一 『斉職儀』について——基礎的情報
〔一〕王珪之による『斉職儀』編纂の概略
〔二〕隋志以後の書誌情報、ならびに諸書における引用状況
二 『斉職儀』の編纂と宋末斉初の政界
三 『斉職儀』佚文
四 『斉職儀』の世界
おわりに
第二部 法と文化・社会
第十章 後漢末の弓矢乱射事件と応劭の刑罰議論
はじめに
一 事件の概要
二 大逆罪について
三 礼と法をめぐる応劭の考え
おわりに
第十一章 『風俗通』にみえる漢代の名裁判
一 『風俗通』折当篇の諸佚文
二 応劭の依った資料
三 『風俗通』折当篇編纂の意図
四 『風俗通』折当篇の歴史的位置づけ——『奏讞書』から『棠陰比事』ヘ
第十二章 魏晋南朝の司法における情理の語について
はじめに
一 魏晋南朝の司法における情理の語の諸例
二 『晋書』刑法志に見える情理の語と名理学・玄学
三 情理の語と礼学議論
おわりに
第十三章 漢六朝期の地方的教令について
はじめに
一 漢代の地方的教令とその諸相
〔一〕前漢後半期における地方的教令の流行
〔二〕後漢時代における地方的教令の諸相とその特質
〔三〕漢簡に見える地方的教令
二 六朝時代における地方的教令の展開
おわりに
第十四章 漢代の教について
はじめに
一 典籍史料に見える漢代の教の諸例とそれらの性格
二 漢簡における教
三 漢代の教の発令過程
四 教の発令の場
第十五章 六朝時代の教について
はじめに
一 魏晋時代の教
〔一〕魏晋時代の教の一般的性格
〔二〕魏晋時代における教の発令過程
二 東晋南朝の教
〔一〕東晋南朝の教の形式
〔二〕東晋南朝の教の内容的傾向
〔三〕地方長官と属僚・地方社会との関係
三 北朝から隋代の教
おわりに
第十六章 漢代の地方的教令と扁書・壁書・石刻
はじめに
ー 扁書の諸例とその性格
二 地方的教令と石刻・扁書・壁書
おわりに
補編 漢代の古官箴 訳注篇
あとがき
参考文献一覧
索引
中文提要
中文目次
第一部 官制叙述の形成と展開——官制と礼、歴史意識
第一章 二年律令に見える漢初の秩石制について
はじめに
ー 二年律令における官秩の構成と機能
〔一〕官秩の構成
〔二〕官秩の区切り
〔三〕官秩の機能
〔四〕爵との対比
二 若干の問題に関する考察
〔一〕秩律の規定する官の範囲
〔二〕県令長と属吏の地位
おわりに
第二章 職官儀注書の源流
はじめに
〔一〕律令、「官簿」
〔二〕故事
〔三〕職掌規定について
〔四〕歴史的沿革
〔五〕官制全体の包括的記述
おわりに
第三章 職官儀注書の出現と官制叙述のはじまり
はじめに
ー 佚名氏『漢官』
二 衛宏『漢旧儀』
三 『漢書』百官公卿表と職官儀注書
第四章 漢代の古官箴
はじめに
ー 揚雄の官箴とその背景
二 後漢における劉騊駼・崔瑗父子の増補
三 胡広の『百官箴』集成
四 後漢の官箴における一般的傾向
五 漢代の古官箴の歴史的意義と次代における展開
おわりに
第五章 胡広『漢官解詁』の編纂——その経緯と構想
はじめに
ー 胡広に先立つ諸著作とその契機
〔一〕王隆『漢官篇』
〔二〕劉珍等『漢家礼儀』
〔三〕張衡『周官解説』
二 胡広『漢官解詁』の編纂
〔一〕編纂の経緯と動機
〔二〕『漢官解詁』の内容と傾向
〔三〕胡広の歴史観と『漢官解詁』の歴史的位置
おわりに
第六章 応劭『漢官儀』の編纂
はじめに
ー 『漢官儀』の書名と編纂時期について
二 佚文よりみた『漢官儀』の内容と傾向
〔一〕原資料
〔二〕内容上の傾向・特徴的な点
おわりに
第七章 摯虞『決疑要注』をめぐって
はじめに
一 泰始礼の編纂と摯虞『決疑要注』
二 『決疑要注』佚文
三 『決疑要注』の内容的傾向
〔一〕『決疑要注』と経典・故事
〔二〕『決疑要注』と談弁
おわりに
第八章 『続漢書』百官志と晋官品令
はじめに
一 司馬彪の『続漢書』と八志編纂をめぐって——概略といくつかの指摘
二 百官志の内容・形式および先行する著作との関係
三 泰始官品令と吏員令の形式
おわりに
第九章 王珪之『斉職儀』の編纂
はじめに
一 『斉職儀』について——基礎的情報
〔一〕王珪之による『斉職儀』編纂の概略
〔二〕隋志以後の書誌情報、ならびに諸書における引用状況
二 『斉職儀』の編纂と宋末斉初の政界
三 『斉職儀』佚文
四 『斉職儀』の世界
おわりに
第二部 法と文化・社会
第十章 後漢末の弓矢乱射事件と応劭の刑罰議論
はじめに
一 事件の概要
二 大逆罪について
三 礼と法をめぐる応劭の考え
おわりに
第十一章 『風俗通』にみえる漢代の名裁判
一 『風俗通』折当篇の諸佚文
二 応劭の依った資料
三 『風俗通』折当篇編纂の意図
四 『風俗通』折当篇の歴史的位置づけ——『奏讞書』から『棠陰比事』ヘ
第十二章 魏晋南朝の司法における情理の語について
はじめに
一 魏晋南朝の司法における情理の語の諸例
二 『晋書』刑法志に見える情理の語と名理学・玄学
三 情理の語と礼学議論
おわりに
第十三章 漢六朝期の地方的教令について
はじめに
一 漢代の地方的教令とその諸相
〔一〕前漢後半期における地方的教令の流行
〔二〕後漢時代における地方的教令の諸相とその特質
〔三〕漢簡に見える地方的教令
二 六朝時代における地方的教令の展開
おわりに
第十四章 漢代の教について
はじめに
一 典籍史料に見える漢代の教の諸例とそれらの性格
二 漢簡における教
三 漢代の教の発令過程
四 教の発令の場
第十五章 六朝時代の教について
はじめに
一 魏晋時代の教
〔一〕魏晋時代の教の一般的性格
〔二〕魏晋時代における教の発令過程
二 東晋南朝の教
〔一〕東晋南朝の教の形式
〔二〕東晋南朝の教の内容的傾向
〔三〕地方長官と属僚・地方社会との関係
三 北朝から隋代の教
おわりに
第十六章 漢代の地方的教令と扁書・壁書・石刻
はじめに
ー 扁書の諸例とその性格
二 地方的教令と石刻・扁書・壁書
おわりに
補編 漢代の古官箴 訳注篇
あとがき
参考文献一覧
索引
中文提要
中文目次