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近代社会思想コレクション 28

論理学体系 4

J.S.ミル/江口 聡・佐々木 憲介 編訳

四六上製・452頁

ISBN: 9784814002429

発行年月: 2020/01

  • 本体: 3,600円(税込 3,960円
  • 在庫あり
 
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内容

19世紀イギリスの思想家J.S.ミルの最初の著作『論理学大系』(初版1843年)の全訳(全4冊)。帰納に基づいた推論を提唱する科学方法論史上の古典。近年の研究成果を踏まえた新訳を提供する。

プロフィール

訳者紹介
江口 聡(えぐち さとし)[編者]
京都女子大学現代社会学部教授
主な著訳書
『生命倫理学と功利主義』(共著、ナカニシヤ出版、2006年)、ジョン・ヌーナンほか『妊娠中絶の生命倫理』(監訳、勁草書房、2011年)、『情報倫理学入門』(共著、アイ・ケイコーポレーション、2012年/〔改訂新版〕2014年)

佐々木 憲介(ささき けんすけ)[編者]
北海道大学大学院経済学研究院特任教授
主な著訳書
『経済学方法論の形成――理論と現実との相剋 1776-1875』(北海道大学図書刊行会、2001年)、『イギリス経済学における方法論の展開――演繹法と帰納法』(共編著、昭和堂、2010年)、『イギリス歴史学派と経済学方法論争』(北海道大学出版会、2013年)、『経済学方法論の多元性――歴史的観点から』(共編著、蒼天社出版、2018年)、S・フリートウッド『ハイエクのポリティカル・エコノミー――秩序の社会経済学』(共訳、法政大学出版局、2006年)

久木田 水生(くきた みなお)
名古屋大学大学院情報学研究科准教授。
主な著訳書
『ロボットからの倫理学入門』(共著、名古屋大学出版会、2017年)、アンディー・クラーク『生まれながらのサイボーグ』(共訳、春秋社、2015年)、ウェンデル・ウォラック&コリン・アレン『ロボットに倫理を教える』(共訳、名古屋大学出版会、2019年)

杉本 俊介(すぎもと しゅんすけ)
大阪経済大学経営学部准教授
主な著訳書
『宇宙倫理学』(共著、昭和堂、2018年)、『信頼を考える――リヴァイアサンから人工知能まで』(共著、勁草書房、2018年)

松井 名津(まつい なつ)
松山大学経済学部教授
主な著訳書
『経済思想4――経済学の古典的世界 I 』(共著、日本経済評論社、2005年)、『イギリス経済学における方法論の展開――演繹法と帰納法』(共著、昭和堂、2010年)

川名 雄一郎(かわな ゆういちろう)
主な著訳書
Logic and Society (Palgrave Macmillan, 2017)

岡本 慎平(おかもと しんぺい)[解説]
広島大学大学院文学研究科助教
主な著訳書
『宇宙倫理学』(共著、昭和堂、2018年)、『多元化するゲーム文化と社会』(共著、ニューゲームズオーダー、2019年)、デイヴィッド・アーミテイジ『思想のグローバル・ヒストリー――ホッブズから独立宣言まで』(共訳、法政大学出版局、2015年)、ウェンデル・ウォラック&コリン・アレン『ロボットに倫理を教える』(共訳、名古屋大学出版会、2019年)

目次

凡 例
訳者からのメッセージ

第5篇 誤謬推理について
第1章 誤謬推理全般について
第2章 誤謬推理の分類
第3章 単純視察の誤謬推理あるいはアプリオリな誤謬推理
第4章 観察の誤謬推理
第5章 一般化の誤謬推理
第6章 厳密論証の誤謬推理
第7章 混同の誤謬推理

第6篇 道徳科学の論理学について
第1章 序言
第2章 自由と必然について
第3章 人間本性に関する科学があること、またはありうること
第4章 精神の法則について
第5章 性格学あるいは性格形成の科学について
第6章 社会科学についての一般的考察
第7章 社会科学における化学的あるいは実験的方法について
第8章 幾何学的あるいは抽象的方法について
第9章 物理学的あるいは具体的演繹法について
第10章 逆の演繹法すなわち歴史的方法について
第11章 歴史の科学についての追加的解説
第12章 道徳学と政策を含む、実践またはアートの論理学について

校訂注
解 説
あとがき
索引(人名・事項)  
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