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近代社会思想コレクション 25

新しい学の諸原理[1725年版]

ヴィーコ 上村 忠男 訳 

四六上製・578頁

ISBN: 9784814001866

発行年月: 2018/12

  • 本体: 4,800円(税込 5,280円
  • 在庫あり
 
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内容

ヴィーコ『新しい学の諸原理』の稀少的価値の高い1725年版(すなわち初版)からの全訳。本書は知識論のコペルニクス的転回をもたらしたと称されるが、神が人間の内部において観念を創造するなど、奇想天外な議論を展開、西洋古典の豊富な知識を交えながら「新しい学」を構築する。詩的記号論など示唆的な多くの議論を含んでいる。

プロフィール

上村 忠男(うえむら ただお)
 1941年生まれ、東京外国語大学名誉教授。専門は学問論・思想史。
主な著訳書
『歴史家と母たち——カルロ・ギンズブルグ論』(未來社)、『歴史的理性の批判のために』(岩波書店)、『回想の1960年代』(ぷねうま舎)、『ヴィーコ論集成』(みすず書房)、『ヘテロトピアからのまなざし』(未來社)など。翻訳は、ヴィーコ『学問の方法』(佐々木力と共訳、岩波書店)、『イタリア人の太古の知恵』(法政大学出版局)、『自伝』(平凡社)、『新しい学』1744年版(中央公論新社)のほか、アガンベン『身体の使用』(みすず書房)、グラムシ『革命論集』(講談社)、ホワイト『歴史の喩法』(作品社)、ギンズブルグ『ミクロストリアと世界史』(みすず書房)など多数。

目次

凡例
訳者からのメッセージ

〔ヨーロッパのアカデミーへの呼びかけ〕
著作の観念
第一巻 ある一つの新しい学を見出すという目的の必然性と手段の困難さ
第二巻 観念にかんするこの学の諸原理
第三巻 言語の部門にかんするこの学の諸原理
第四巻 この学を確立する証拠の根拠
最終[第五]巻  文明の哲学と諸国民の普遍史が同時に形成されるように素材を処理すること
著作の結論
指標

解説
索引(人名・事項)
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