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本邦初はもとより、ルネッサンス以降の西洋でも稀有な、本集成の個人全訳が堂々の完結。最終分冊には、稚児愛詩、諸種の詩律を駆使したエピグラム、算術問題・謎々・神託、さまざまな詩・雑纂、補遺を収める。第15巻に見られる、技巧の限りを尽くした図形詩は、古今東西でその濫觴をなすとともに、詩が耳で聴かれるだけでなく、眼で読まれるようにもなったことを示すものとして注目に値する。(全4冊)
『数学文化』no.29、93-96頁、評者:小川束氏
月報126