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モンゴル帝国は、歴史上最大の版図を形成した世界帝国である。このため、史料も多言語にまたがり、未分明の領域が多く残されている。こうした壁を乗り越えて、日本のモンゴル史研究はいま大きく進展している。その中心的推進者である著者の本格的学術論文集。国家構造の分析から諸王家の系譜、碑刻研究まで多角的に論ずる。
日本学士院賞受賞
杉山正明(すぎやま まさあき)
京都大学大学院文学研究科教授
1952年 静岡県生まれ。
1979年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、
京都大学人文科学研究所助手。
1992年 京都女子大学専任講師を経て同助教授。
1996年 京都大学文学部助教授・同教授を経て現職。
主な著訳書
『大モンゴルの世界――陸と海の巨大帝国』(角川書店、1992年)
『クビライの挑戦――モンゴル海上帝国への道』(朝日新聞社、1995年)
『モンゴル帝国の興亡』上・下(講談社、1996年)
『遊牧民から見た世界史――民族も国境もこえて』(日本経済新聞社、1997年、日経ビジネス人文庫、2003年)など。
京都大学大学院文学研究科教授
1952年 静岡県生まれ。
1979年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、
京都大学人文科学研究所助手。
1992年 京都女子大学専任講師を経て同助教授。
1996年 京都大学文学部助教授・同教授を経て現職。
主な著訳書
『大モンゴルの世界――陸と海の巨大帝国』(角川書店、1992年)
『クビライの挑戦――モンゴル海上帝国への道』(朝日新聞社、1995年)
『モンゴル帝国の興亡』上・下(講談社、1996年)
『遊牧民から見た世界史――民族も国境もこえて』(日本経済新聞社、1997年、日経ビジネス人文庫、2003年)など。
序 章 世界史の時代と研究の展望
第1部 モンゴル帝国の原像と変容
第1章 モンゴル帝国の原像――チンギス・カン王国の出現
第2章 モンゴル帝国の変容――クビライの奪権と大元ウルスの成立
第2部 大元ウルスの首都と諸王領
第3章 クビライと大都――モンゴル型「首都圏」と世界帝都
第4章 大都と上都の間――居庸南北口をめぐる小事件より
第5章 八不沙大王の令旨碑より――モンゴル諸王領の実態
第3部 大元ウルスと中央アジア
第6章 〓(ヒン)王チュベイとその系譜
――元明史料と『ムーイッズル・アンサーブ』の比較を通じて
第7章 ふたつのチャガタイ家――チュベイ王家の興亡
第8章 西暦1314年前後の大元ウルス西境――『オルジェイト史』より
第4部 モンゴル時代をめぐる文献学研究への道
――命令文・碑刻・系譜・刊本・写本
第9章 モンゴル命令文研究導論
――真定路元氏県開化寺聖旨碑の呈示をかねて
第10章 山東鄒県〓(エキ)山仙人宮の聖旨碑
第11章 草堂寺闊端太子令旨碑の訳注
第12章 東西文献によるコデン王家の系譜
第13章 西夏人儒者高智耀の実像
第14章 ヌール・オスマニイェ所蔵ペルシア語古写本
索 引
第1部 モンゴル帝国の原像と変容
第1章 モンゴル帝国の原像――チンギス・カン王国の出現
第2章 モンゴル帝国の変容――クビライの奪権と大元ウルスの成立
第2部 大元ウルスの首都と諸王領
第3章 クビライと大都――モンゴル型「首都圏」と世界帝都
第4章 大都と上都の間――居庸南北口をめぐる小事件より
第5章 八不沙大王の令旨碑より――モンゴル諸王領の実態
第3部 大元ウルスと中央アジア
第6章 〓(ヒン)王チュベイとその系譜
――元明史料と『ムーイッズル・アンサーブ』の比較を通じて
第7章 ふたつのチャガタイ家――チュベイ王家の興亡
第8章 西暦1314年前後の大元ウルス西境――『オルジェイト史』より
第4部 モンゴル時代をめぐる文献学研究への道
――命令文・碑刻・系譜・刊本・写本
第9章 モンゴル命令文研究導論
――真定路元氏県開化寺聖旨碑の呈示をかねて
第10章 山東鄒県〓(エキ)山仙人宮の聖旨碑
第11章 草堂寺闊端太子令旨碑の訳注
第12章 東西文献によるコデン王家の系譜
第13章 西夏人儒者高智耀の実像
第14章 ヌール・オスマニイェ所蔵ペルシア語古写本
索 引