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西洋古典叢書 L037

哲学のなぐさめ

ボエティウス/松崎 一平 訳

四六変上製・368頁

ISBN: 9784814004249     正誤表(2024.3.22)PDF

発行年月: 2023/01

  • 本体: 3,600円(税込 3,960円
  • 在庫あり
 
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内容

「最後のローマ人」による主著が原文から待望の新訳。ローマの名門に生まれた著者は、東ゴート王国に仕えて昇進、公務の傍らギリシア論理学書の翻訳・註解に努めるも、反逆罪に問われて幽閉、処刑された。彼が獄中で書いた本書は、全5巻をとおして散文と韻文を交互に配し、人格化された「哲学」との対話形式を採る。中世では聖書に次いでよく読まれ、チョーサーや女王エリザベス1世らも自ら英訳した。

プロフィール

松﨑一平(まつざき いっぺい)
富山大学名誉教授
1953年 大分県生まれ
1982年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修退学
富山大学教養部講師、助教授、人文学部助教授、教授を経て2019年退職
主な著訳書
『アウグスティヌス『告白』─〈わたし〉を語ること……』(岩波書店)
『西洋哲学史〔古代・中世編〕─フィロソフィアの源流と伝統』(共著、ミネルヴァ書房)
『中世哲学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)
『哲学の歴史3 神との対話・中世─信仰と知の調和』(共著、中央公論新社)
『新プラトン主義を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)
G・クラーク『アウグスティヌスの母モニカ─平凡に生きた聖人』(共訳、教文館)

目次

第一巻
第二巻
第三巻
第四巻
第五巻

解  説
固有名詞索引/主要語句索引
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