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戦後,近代建築の普及に伴って日本の景観は激変した。近年美しい景観への回帰が叫ばれ法的な枠組みも整いつつあるが,新たに創られるべき風景の姿やそれを創る方法など,議論は絶えない。本書は,これまで日本が経験してきた景観の変遷や風景をめぐる紛争の実例を振り返りつつ,景観をつくり出す「作法」の有り方について考える。
『福島民友』2015年3月21日付朝刊 読書面
『京都新聞』2015年3月22日付朝刊 読書面
『河北新報』2015年3月22日付朝刊 読書面
『山梨日日新聞』2015年3月22日付朝刊 読書面
『長崎新聞』2015年3月22日付朝刊 読書面
『日本海新聞』2015年3月23日付朝刊 読書面
『信濃毎日新聞』2015年3月29日付朝刊 読書面
『大分合同新聞』2015年4月5日付朝刊 読書面
『建築技術』2015年5月号、172頁、評者:小口亮氏
『京都新聞』2015年3月22日付朝刊 読書面
『河北新報』2015年3月22日付朝刊 読書面
『山梨日日新聞』2015年3月22日付朝刊 読書面
『長崎新聞』2015年3月22日付朝刊 読書面
『日本海新聞』2015年3月23日付朝刊 読書面
『信濃毎日新聞』2015年3月29日付朝刊 読書面
『大分合同新聞』2015年4月5日付朝刊 読書面
『建築技術』2015年5月号、172頁、評者:小口亮氏
布野 修司(ふの しゅうじ)
滋賀県立大学副学長・理事
1949年、松江市生まれ。工学博士(東京大学)。建築計画学、地域生活空間計画学専攻。東京大学工学研究科博士課程中途退学。東京大学助手、東洋大学講師・助教授、京都大学工学研究科助教授、滋賀県立大学環境科学部教授を経て現職。
『インドネシアにおける居住環境の変容とその整備手法に関する研究』で日本建築学会賞受賞(1991年)、『近代世界システムと植民都市』(編著、京都大学学術出版会、2005年)で日本都市計画学会賞論文賞受賞(2006年)、『韓国近代都市景観の形成』(京都大学学術出版会、2010年、韓三建・朴重信・趙聖民との共著)で日本建築学会著作賞受賞(2013年)。
主な著書:『カンポンの世界』(パルコ出版、1991年)、『戦後建築の終焉』(れんが書房新社、1995年)、『住まいの夢と夢の住まい:アジア居住論』(朝日新聞社、1997年)、『裸の建築家:タウンアーキテクト論序説』(建築資料研究社、2000年)、『曼荼羅都市:ヒンドゥー都市の空間理念とその変容』(京都大学学術出版会、2006年)、“Stupa and Swastika” Kyoto University Press+NUS Press,2007(M.M. Pantとの共著)、『ムガル都市:イスラーム都市の空間変容』(京都大学学術出版会、2008年、山根周との共著)、『建築少年たちの夢』(彰国社、2011年)、『グリッド都市:スペイン植民都市の起源、形成、変容、転生』(京都大学学術出版会、2013年、ヒメネス・ベルデホ ホアン・ラモンとの共著)など。
滋賀県立大学副学長・理事
1949年、松江市生まれ。工学博士(東京大学)。建築計画学、地域生活空間計画学専攻。東京大学工学研究科博士課程中途退学。東京大学助手、東洋大学講師・助教授、京都大学工学研究科助教授、滋賀県立大学環境科学部教授を経て現職。
『インドネシアにおける居住環境の変容とその整備手法に関する研究』で日本建築学会賞受賞(1991年)、『近代世界システムと植民都市』(編著、京都大学学術出版会、2005年)で日本都市計画学会賞論文賞受賞(2006年)、『韓国近代都市景観の形成』(京都大学学術出版会、2010年、韓三建・朴重信・趙聖民との共著)で日本建築学会著作賞受賞(2013年)。
主な著書:『カンポンの世界』(パルコ出版、1991年)、『戦後建築の終焉』(れんが書房新社、1995年)、『住まいの夢と夢の住まい:アジア居住論』(朝日新聞社、1997年)、『裸の建築家:タウンアーキテクト論序説』(建築資料研究社、2000年)、『曼荼羅都市:ヒンドゥー都市の空間理念とその変容』(京都大学学術出版会、2006年)、“Stupa and Swastika” Kyoto University Press+NUS Press,2007(M.M. Pantとの共著)、『ムガル都市:イスラーム都市の空間変容』(京都大学学術出版会、2008年、山根周との共著)、『建築少年たちの夢』(彰国社、2011年)、『グリッド都市:スペイン植民都市の起源、形成、変容、転生』(京都大学学術出版会、2013年、ヒメネス・ベルデホ ホアン・ラモンとの共著)など。
はじめに
序 章……風景再生
ソウル:変貌する風景
開城:凍結された風景
朝鮮総督府の解体
清渓川再生
ソウルの革命
第1章……風景戦争
1 東京
日本橋:日本の臍
丸の内:美観論争
国立マンション訴訟
東京の美学
東京フロンティア:新国立競技場問題
メガ・アーバニゼーション:東京一極集中
2 京都
「田の字」地区
山鉾町:京町家再生不可能論
京都タワー・京都駅・京都ホテル
祇園:景観と土地所有
鴨川:三・五条大橋
大文字:眺望景観の保全
3 宇治
御茶畑:市街化区域の生産緑地
絵に描いた餅?:都市計画マスタープラン
巨大な壁:世界文化遺産とバッファー・ゾーン
宇治景観十帖
生きている文化遺産
亀石・塔の島:治水と景観
4 松江
図としての公共建築
宍道湖景観条例:景観審議会
出雲建築フォーラム
しまね景観賞
大橋川景観まちづくり
第2章……風景原論
1 景観・風景・ランドスケープ
景
風景
ランドスケープ
自然
2 文化としての風景
風水
風土記
近江八景
『日本風景論』
風景と生態圏
景観の構造
都市景観
3 景観価値論
良い景観・悪い景観
景観で飯が食えるか
生き物との共生
景観は変わる
風景哲学
第3章……風景作法
1 日本の景観層
日本景観の基層
都城と条里
風景の発見
景観の洋風化
鉄とガラスとコンクリート:産業化の風景
廃墟から
ポストモダンの風景
2 景観のレヴェル
地球景観(レヴェル1)
地域景観(レヴェル2)
都市—市街地景観(レヴェル3)
地区景観(レヴェル4)
スポット景観(レヴェル5)
3 景観作法の基本原則
誰もが建築家である
景観のアイデンティティ
景観のダイナミズム
地球環境と景観
合意形成と景観
4 景観法という制度
景観条例
景観法
景観整備機構
文化的景観
5 コミュニティ・アーキテクト制
何故、タウンアーキテクトなのか
タウンアーキテクトの原型
デザイン・レビュー制度
京都コミュニティ・デザイン・リーグの活動
近江環人(コミュニティ・アーキテクト)
ディテールから
結 章……風景創生
番屋・会所・みんなの家
戦後の原風景
自然の力・地域の力
復興計画の風景像
復興計画の基本指針
地域再生
地としての住宅:地域の生態系に基づく居住システム
「フクシマ」の風景
おわりに
注
主要引用文献
索引
序 章……風景再生
ソウル:変貌する風景
開城:凍結された風景
朝鮮総督府の解体
清渓川再生
ソウルの革命
第1章……風景戦争
1 東京
日本橋:日本の臍
丸の内:美観論争
国立マンション訴訟
東京の美学
東京フロンティア:新国立競技場問題
メガ・アーバニゼーション:東京一極集中
2 京都
「田の字」地区
山鉾町:京町家再生不可能論
京都タワー・京都駅・京都ホテル
祇園:景観と土地所有
鴨川:三・五条大橋
大文字:眺望景観の保全
3 宇治
御茶畑:市街化区域の生産緑地
絵に描いた餅?:都市計画マスタープラン
巨大な壁:世界文化遺産とバッファー・ゾーン
宇治景観十帖
生きている文化遺産
亀石・塔の島:治水と景観
4 松江
図としての公共建築
宍道湖景観条例:景観審議会
出雲建築フォーラム
しまね景観賞
大橋川景観まちづくり
第2章……風景原論
1 景観・風景・ランドスケープ
景
風景
ランドスケープ
自然
2 文化としての風景
風水
風土記
近江八景
『日本風景論』
風景と生態圏
景観の構造
都市景観
3 景観価値論
良い景観・悪い景観
景観で飯が食えるか
生き物との共生
景観は変わる
風景哲学
第3章……風景作法
1 日本の景観層
日本景観の基層
都城と条里
風景の発見
景観の洋風化
鉄とガラスとコンクリート:産業化の風景
廃墟から
ポストモダンの風景
2 景観のレヴェル
地球景観(レヴェル1)
地域景観(レヴェル2)
都市—市街地景観(レヴェル3)
地区景観(レヴェル4)
スポット景観(レヴェル5)
3 景観作法の基本原則
誰もが建築家である
景観のアイデンティティ
景観のダイナミズム
地球環境と景観
合意形成と景観
4 景観法という制度
景観条例
景観法
景観整備機構
文化的景観
5 コミュニティ・アーキテクト制
何故、タウンアーキテクトなのか
タウンアーキテクトの原型
デザイン・レビュー制度
京都コミュニティ・デザイン・リーグの活動
近江環人(コミュニティ・アーキテクト)
ディテールから
結 章……風景創生
番屋・会所・みんなの家
戦後の原風景
自然の力・地域の力
復興計画の風景像
復興計画の基本指針
地域再生
地としての住宅:地域の生態系に基づく居住システム
「フクシマ」の風景
おわりに
注
主要引用文献
索引