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ごく最近まで、マヤはつねに好奇のまなざしで見られ、「謎の文明」とされてきた。この「謎」に挑戦し、考古学と関連諸科学による学際的な研究が組織されたのは20世紀後半である。その結果、ようやく「石器の都市文明」の全容が明かされた。本書は、2000年におよぶマヤ文明の栄光を、初学者にも分かりやすいように平明に描いた初めて通史である。
青山 和夫 (あおやま かずお)
茨城大学人文学部教授(マヤ文明学、人類学専攻)
1962年京都市生まれ、1986年東北大学文学部史学科考古学専攻卒業。1996年米国ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了。人類学博士(Ph.D.)。1986年以来、ホンジュラス共和国ラ・エントラーダ地域、コパン谷、グアテマラ共和国アグアテカ遺跡で、マヤ文明の調査に従事している。日本を代表するマヤ学の推進者。
第4回(平成19年度)日本学士院学術奨励賞受賞。
主な著書
『メソアメリカの考古学』(共著、同成社)、『マヤ学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)、『岩波 アメリカ大陸文明事典』(共編著、岩波書店)、訳書に『新しい考古学と古代マヤ文明』(単訳、新評論)。他に欧文による調査研究書・論文多数。
茨城大学人文学部教授(マヤ文明学、人類学専攻)
1962年京都市生まれ、1986年東北大学文学部史学科考古学専攻卒業。1996年米国ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了。人類学博士(Ph.D.)。1986年以来、ホンジュラス共和国ラ・エントラーダ地域、コパン谷、グアテマラ共和国アグアテカ遺跡で、マヤ文明の調査に従事している。日本を代表するマヤ学の推進者。
第4回(平成19年度)日本学士院学術奨励賞受賞。
主な著書
『メソアメリカの考古学』(共著、同成社)、『マヤ学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)、『岩波 アメリカ大陸文明事典』(共編著、岩波書店)、訳書に『新しい考古学と古代マヤ文明』(単訳、新評論)。他に欧文による調査研究書・論文多数。
はじめに――異文化理解としてのマヤ文明
第一章 「都市なき文明」から「石器の都市文明」へ
第二章 マヤ文明の起源――先古典期マヤ文明
第三章 古典期マヤ文明の王権と初期国家群の発達
第四章 「石器の都市文明」を支えた技術
第五章 古典期マヤ都市の盛衰
第六章 コパン、アグアテカの事例にみる「石器の都市文明」
第七章 マヤ低地南部の「古典期マヤ文明の衰退」とマヤ低地北部の全盛期
第八章 後古典期マヤ文明とスペイン人の侵略
第九章 マヤ文明と現代世界
あとがき
マヤ文明への理解をさらに深めるための文献目録
年表
第一章 「都市なき文明」から「石器の都市文明」へ
第二章 マヤ文明の起源――先古典期マヤ文明
第三章 古典期マヤ文明の王権と初期国家群の発達
第四章 「石器の都市文明」を支えた技術
第五章 古典期マヤ都市の盛衰
第六章 コパン、アグアテカの事例にみる「石器の都市文明」
第七章 マヤ低地南部の「古典期マヤ文明の衰退」とマヤ低地北部の全盛期
第八章 後古典期マヤ文明とスペイン人の侵略
第九章 マヤ文明と現代世界
あとがき
マヤ文明への理解をさらに深めるための文献目録
年表