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学術選書 004 諸文明の起源 11

古代マヤ 石器の都市文明

青山 和夫

四六並製・341頁

ISBN: 9784876988044

発行年月: 2005/12

  • 本体: 1,800円(税込 1,980円
  • 在庫なし
 
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内容

ごく最近まで、マヤはつねに好奇のまなざしで見られ、「謎の文明」とされてきた。この「謎」に挑戦し、考古学と関連諸科学による学際的な研究が組織されたのは20世紀後半である。その結果、ようやく「石器の都市文明」の全容が明かされた。本書は、2000年におよぶマヤ文明の栄光を、初学者にも分かりやすいように平明に描いた初めて通史である。

プロフィール

青山 和夫 (あおやま かずお)

茨城大学人文学部教授(マヤ文明学、人類学専攻)
1962年京都市生まれ、1986年東北大学文学部史学科考古学専攻卒業。1996年米国ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了。人類学博士(Ph.D.)。1986年以来、ホンジュラス共和国ラ・エントラーダ地域、コパン谷、グアテマラ共和国アグアテカ遺跡で、マヤ文明の調査に従事している。日本を代表するマヤ学の推進者。
第4回(平成19年度)日本学士院学術奨励賞受賞。

主な著書
『メソアメリカの考古学』(共著、同成社)、『マヤ学を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)、『岩波 アメリカ大陸文明事典』(共編著、岩波書店)、訳書に『新しい考古学と古代マヤ文明』(単訳、新評論)。他に欧文による調査研究書・論文多数。

目次

  はじめに――異文化理解としてのマヤ文明
  第一章 「都市なき文明」から「石器の都市文明」へ
  第二章 マヤ文明の起源――先古典期マヤ文明
  第三章 古典期マヤ文明の王権と初期国家群の発達
  第四章 「石器の都市文明」を支えた技術
  第五章 古典期マヤ都市の盛衰
  第六章 コパン、アグアテカの事例にみる「石器の都市文明」
  第七章 マヤ低地南部の「古典期マヤ文明の衰退」とマヤ低地北部の全盛期
  第八章 後古典期マヤ文明とスペイン人の侵略
  第九章 マヤ文明と現代世界
  あとがき
  マヤ文明への理解をさらに深めるための文献目録
  年表
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