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地域研究叢書 2
新編「世界単位」から世界を見る
地域研究の視座
菊上製・472頁
ISBN: 9784876984268
発行年月: 2001/09
- 本体: 5,700円(税込 6,270円)
-
在庫なし
著者が提唱した「世界単位論」は、今や地域研究の基本的な枠組みとなった。しかし、生態基層に重きをおくがゆえ、〈都市〉や〈近代〉を捉えるには難があるとも指摘された。そこで「世界単位論」に発展・変化という時間軸を導入したのが本書である。「世界単位論」は欧米や社会主義体制なども論じうるダイナミックで力強い理論となった。
高谷好一(たかや よしかず)
滋賀県立大学人間文化学部教授・京都大学名誉教授
1934年,滋賀県に生まれる.
京都大学大学院理学研究科修了,京大理博,京都大学東南アジア研究センター助手,助教授,教授を経て,1995年4月より現職となる.
主要著書
『熱帯デルタの農業発展』創文社,1982年.
『東南アジアの自然と土地利用』勁草書房,1985年.
『マングローブに生きる』NHKブックス,1988年.
『コメをどう捉えるのか』NHKブックス,1990年.
『新世界秩序を求めて』中公新書,1993年.
滋賀県立大学人間文化学部教授・京都大学名誉教授
1934年,滋賀県に生まれる.
京都大学大学院理学研究科修了,京大理博,京都大学東南アジア研究センター助手,助教授,教授を経て,1995年4月より現職となる.
主要著書
『熱帯デルタの農業発展』創文社,1982年.
『東南アジアの自然と土地利用』勁草書房,1985年.
『マングローブに生きる』NHKブックス,1988年.
『コメをどう捉えるのか』NHKブックス,1990年.
『新世界秩序を求めて』中公新書,1993年.
新編へのまえがき
はじめに
1 「世界単位」とはどんなものか
1-1 「世界単位」の概念
1-2 「世界単位」の四類型
一 生態適応型の「世界単位」
二 ネットワーク型の「世界単位」
三 大文明型の「世界単位」
四 近代が創った「世界単位」
2 ユーラシアの生態史的輪郭
2-1 ユーラシアの景観区
一 五つの景観
二 各景観の概観
2-2 生態史のあらまし
3 砂漠と草原の世界
3-1 砂漠地帯
一 農耕の確立
二 都市群の成立
三 交易の伸展
四 オアシス型生活の世界的展開
3-2 オアシスの村
一 灌漑農業
二 農村
3-3 心象世界としての砂漠
一 澄明な空間
二 旅へのいざない
三 集住のためのルール
四 イスラーム
3-4 草原の世界
一 牧民の生活
二 草原の武人
三 騎馬民の弾力性
四 草原世界の衰退
五 追憶とアイデンティティ
3-5 「世界単位」への分割
一 分割は可能か
二 いくつかの「世界単位」
4 森の世界
4-1 熱帯林の世界
一 狩猟・採集民
二 根菜栽培民
三 焼畑稲作民
四 水稲耕作民
五 森林物産搬出者
4-2 北方林の世界
一 生態と歴史
二 伝統的な生活と生業
三 熊祭り
5 海の世界
5-1 インド洋世界
一 多様な生態をつなぐ海
二 港の風景
三 港と内陸
四 インド洋世界の消長
5-2 地中海世界
一 古代の展開
二 ヴェネツィアの時代
三 地中海世界の終焉
5-3 東南アジア海域世界
一 マレー世界史
二 マレー世界の構造
三 列強到来の後
四 二一世紀の東南アジア
五 東南アジアの「世界単位」
5-4 東アジア海域世界
一 中国を変えた海
二 日本を創った海
三 日本を強くした海
四 「世界単位」としての日本
6 野の世界
6-1 中華世界
一 生態と歴史
二 統一の仕組み
三 分裂させる力
四 中華世界の変容
6-2 インド世界
一 インド亜大陸
二 歴史的変遷
三 ヒンドゥー教とカースト制
四 インド世界の範囲
7 近代が創った世界
7-1 近代の誕生
一 前近代のヨーロッパ
二 ヨーロッパの地域差
7-2 近代を創り出したイギリス
一 イギリスの台頭
二 世界の工場イギリス
三 世界大戦、そして凋落
7-3 アメリカ合衆国とラテン・アメリカ
一 近代の終着、アメリカ合衆国
二 ラテン・アメリカ
7-4 もうひとつの近代、ソ連
一 共産党の指導者たち
二 抹殺された固有文化
三 ロシア革命の評価
8 「世界単位」再考
8-1 都市と「世界単位」
一 前近代の都市
二 近・現代の都市
8-2 地球世界を考える
一 地域統合
二 グローバリゼーションの中で
参考文献
あとがき
はじめに
1 「世界単位」とはどんなものか
1-1 「世界単位」の概念
1-2 「世界単位」の四類型
一 生態適応型の「世界単位」
二 ネットワーク型の「世界単位」
三 大文明型の「世界単位」
四 近代が創った「世界単位」
2 ユーラシアの生態史的輪郭
2-1 ユーラシアの景観区
一 五つの景観
二 各景観の概観
2-2 生態史のあらまし
3 砂漠と草原の世界
3-1 砂漠地帯
一 農耕の確立
二 都市群の成立
三 交易の伸展
四 オアシス型生活の世界的展開
3-2 オアシスの村
一 灌漑農業
二 農村
3-3 心象世界としての砂漠
一 澄明な空間
二 旅へのいざない
三 集住のためのルール
四 イスラーム
3-4 草原の世界
一 牧民の生活
二 草原の武人
三 騎馬民の弾力性
四 草原世界の衰退
五 追憶とアイデンティティ
3-5 「世界単位」への分割
一 分割は可能か
二 いくつかの「世界単位」
4 森の世界
4-1 熱帯林の世界
一 狩猟・採集民
二 根菜栽培民
三 焼畑稲作民
四 水稲耕作民
五 森林物産搬出者
4-2 北方林の世界
一 生態と歴史
二 伝統的な生活と生業
三 熊祭り
5 海の世界
5-1 インド洋世界
一 多様な生態をつなぐ海
二 港の風景
三 港と内陸
四 インド洋世界の消長
5-2 地中海世界
一 古代の展開
二 ヴェネツィアの時代
三 地中海世界の終焉
5-3 東南アジア海域世界
一 マレー世界史
二 マレー世界の構造
三 列強到来の後
四 二一世紀の東南アジア
五 東南アジアの「世界単位」
5-4 東アジア海域世界
一 中国を変えた海
二 日本を創った海
三 日本を強くした海
四 「世界単位」としての日本
6 野の世界
6-1 中華世界
一 生態と歴史
二 統一の仕組み
三 分裂させる力
四 中華世界の変容
6-2 インド世界
一 インド亜大陸
二 歴史的変遷
三 ヒンドゥー教とカースト制
四 インド世界の範囲
7 近代が創った世界
7-1 近代の誕生
一 前近代のヨーロッパ
二 ヨーロッパの地域差
7-2 近代を創り出したイギリス
一 イギリスの台頭
二 世界の工場イギリス
三 世界大戦、そして凋落
7-3 アメリカ合衆国とラテン・アメリカ
一 近代の終着、アメリカ合衆国
二 ラテン・アメリカ
7-4 もうひとつの近代、ソ連
一 共産党の指導者たち
二 抹殺された固有文化
三 ロシア革命の評価
8 「世界単位」再考
8-1 都市と「世界単位」
一 前近代の都市
二 近・現代の都市
8-2 地球世界を考える
一 地域統合
二 グローバリゼーションの中で
参考文献
あとがき