京都大学学術出版会：カラハリ狩猟採集民

講座・生態人類学 1

カラハリ狩猟採集民

過去と現在

田中二郎編

A5上製・290頁

ISBN: 9784876983254

発行年月: 2001/10

本体：　3,200円（税込 3,520円）
在庫なし

「人類学的アプローチ」と「霊長類学的アプローチ」——故今西錦司は、人間社会を解明する道として、２つのアプローチを提起した。ブッシュマン研究は、この「人類学的アプローチ」の典型である。食物獲得、社会構造から、国家や植民地主義といった近代との関わりの中での社会変容まで、幅広いテーマで、今日のブッシュマンの姿を紹介する。

『エコソフィア』9、評者：森明雄氏

今村　薫　名古屋学院大学経済学部助教授
大崎雅一　姫路獨協大学法学部助教授
菅原和孝　京都大学総合人間学部教授
田中二郎　京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授
中川　裕　東京外国語大学外国語学部助教授
野中健一　三重大学人文学部助教授

刊行のことば　✎ 伊谷純一郎
はじめに　✎ 田中二郎
第一章　ブッシュマンの歴史と現在　✎ 田中二郎
第二章　セントラル・カラハリ年代記　✎ 大崎雅一
第三章　ブッシュマン百虫譜
　一　生活の中の虫との関わり　✎ 野中健一
　二　「虫」のグイ民俗範疇　✎ 中川　裕
第四章　砂漠の水——ブッシュマンの儀礼と生命観　✎ 今村　薫
第五章　三角関係と感情生活——グイの結婚と恋人関係再考　✎ 菅原和孝
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