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著者ディオンは、ローマ帝政期に「黄金の口」の尊称を得たギリシア人弁論家。禁欲主義的な哲学に親しみ、当時としては異例にも奴隷制や神託の無用性を唱えた。本分冊には、彼が理想とする犬儒派の祖ディオゲネスを主人公に据えた数篇や、ホメロスを批判しつつトロイア戦伝説の再構築を目論んだ表題作などを収める。本邦初訳。(全6冊)
内田 次信(うちだ つぐのぶ)
大阪大学大学院文学研究科教授
1952年 愛知県生まれ
1979年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了
1981年 光華女子大学講師を経て現職
主な著訳書
『ルキアノス選集』(国文社)
ピンダロス『祝勝歌集/断片選』(京都大学学術出版会)
『ギリシア喜劇全集3』(共訳)、アリストパーネス『蛙』担当(岩波書店)
大阪大学大学院文学研究科教授
1952年 愛知県生まれ
1979年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了
1981年 光華女子大学講師を経て現職
主な著訳書
『ルキアノス選集』(国文社)
ピンダロス『祝勝歌集/断片選』(京都大学学術出版会)
『ギリシア喜劇全集3』(共訳)、アリストパーネス『蛙』担当(岩波書店)
エウボイアの狩人(第七篇)
ディオゲネス──真の勇武とは何か(第八篇)
ディオゲネスとイストミア競技(第九篇)
ディオゲネス──財産および神託について(第十篇)
トロイア陥落せず(第十一篇)
オリュンピアのゼウス像と神の観念──詩と彫刻の比較(第十二篇)
解説
固有名詞索引
ディオゲネス──真の勇武とは何か(第八篇)
ディオゲネスとイストミア競技(第九篇)
ディオゲネス──財産および神託について(第十篇)
トロイア陥落せず(第十一篇)
オリュンピアのゼウス像と神の観念──詩と彫刻の比較(第十二篇)
解説
固有名詞索引
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