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類型学序説
ロシア・ソヴエト言語研究の貢献
菊上製・320頁
ISBN: 9784876980253
発行年月: 1995/10
- 本体: 4,660円(税込 5,126円)
-
在庫なし
言語の音韻・文法上の、表現上の数々の諸現象は、比較言語学や類型学によって扱われてきたが、統一的・体系的というには程遠かった。近年、内容的類型学が、形式的類型学の精密化を介して、諸現象の言語の類型との深い関わりを明らかにしはじめている。それらの過程を類型学の概念にはじまり応用に至るまでの諸論によりときあかす。
山口 巖(やまぐち いわお)
1934年 咸鏡南道元山府に生まれる
1957年 京都大学文学部文学科卒業
1962年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学 現 在 京都大学大学院人間・環境学研究科教授 (文化環境言語基礎論講座担任)
著 訳 書
『ロシア原初年代記』(共訳,名古屋大学出版会,1987年) 『ロシア中世文法史』(名古屋大学出版会,1991年)
1934年 咸鏡南道元山府に生まれる
1957年 京都大学文学部文学科卒業
1962年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学 現 在 京都大学大学院人間・環境学研究科教授 (文化環境言語基礎論講座担任)
著 訳 書
『ロシア原初年代記』(共訳,名古屋大学出版会,1987年) 『ロシア中世文法史』(名古屋大学出版会,1991年)
第1部 類型学の概念
1. 類型学の先駆者 フンボルトとサピア
2. 類型学の意味
3. 現代の言語学における類型学
4. ロシアにおける類型学的研究――その初期
5. 旧ソヴェトにおける類型学的研究――20-40年代
6. 内容的類型学研究の進展 �. 能格言語
7. 内容的類型学研究の進展 �. 活格言語
8. 多分類言語
9. いわゆる混合類型の諸問題
10. まとめ
第2部 ロシア語の類型学の諸問題
1. はじめに
2. 活動体と不活動体
3. 述語機能の強化――形容詞単語尾形述語の成立
4. 述語の相対的独立性の強化
5. 名詞類の述語性の強化
6. 主語と述語との関係の弱化 �. 非人称形
7. 主語と述語との関係の弱化 �. 不定法文の発達
8. その他の特異な現象 �. 所有の構文
9. その他の特異な現象 �. 不定人称文
10. まとめ
第3部 形式的類型学
1. はじめに
2. 予備概念
3. 言語の種類
4. 文法のカテゴリーのモデル化
第4部 類型学の応用―比較言語学におけるガムクレリゼらの試み―
1. 比較言語学と類型学
2. 音韻体系――印欧語の破裂音
3. 形態論
4. 名詞
5. 動詞
6. まとめ
跋
註
索引
1. 類型学の先駆者 フンボルトとサピア
2. 類型学の意味
3. 現代の言語学における類型学
4. ロシアにおける類型学的研究――その初期
5. 旧ソヴェトにおける類型学的研究――20-40年代
6. 内容的類型学研究の進展 �. 能格言語
7. 内容的類型学研究の進展 �. 活格言語
8. 多分類言語
9. いわゆる混合類型の諸問題
10. まとめ
第2部 ロシア語の類型学の諸問題
1. はじめに
2. 活動体と不活動体
3. 述語機能の強化――形容詞単語尾形述語の成立
4. 述語の相対的独立性の強化
5. 名詞類の述語性の強化
6. 主語と述語との関係の弱化 �. 非人称形
7. 主語と述語との関係の弱化 �. 不定法文の発達
8. その他の特異な現象 �. 所有の構文
9. その他の特異な現象 �. 不定人称文
10. まとめ
第3部 形式的類型学
1. はじめに
2. 予備概念
3. 言語の種類
4. 文法のカテゴリーのモデル化
第4部 類型学の応用―比較言語学におけるガムクレリゼらの試み―
1. 比較言語学と類型学
2. 音韻体系――印欧語の破裂音
3. 形態論
4. 名詞
5. 動詞
6. まとめ
跋
註
索引