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西洋古典叢書G122

ペレグリノスの最期

全集6

ルキアノス/内田 次信・戸高 和弘 訳

四六変上製・462頁

ISBN: 9784814004836

発行年月: 2023/10

  • 本体: 3,900円(税込 4,290円) 月報161
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内容

キリスト教から離反した犬儒派の哲学者が衆人環視のもと、同派の模範たるヘラクレスに倣い、死を軽侮すべきことを示し神々に列すべく、焼身自殺を企てた次第を伝える表題作や、過去の作品で批判した生活と自身の現状との言行不一致への糾弾を想定した『弁明』ほか、『歴史はいかに書くべきか』など14篇を収録。[全8冊]

プロフィール

内田 次信(うちだ つぐのぶ)
大阪大学名誉教授 京都大学博士(文学)
1952年 愛知県生まれ
1979年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了
2017年 大阪大学教授を経て退職
主な著訳書
『ヘラクレスは繰り返し現われる—夢と不安のギリシア神話』(大阪大学出版会)

戸高 和弘(とだか かずひろ)
大阪大学非常勤講師 大阪大学博士(文学)
1960年 福岡県生まれ
1991年 大阪大学大学院人文科学研究科博士課程修了を経て現在に至る
主な著訳書
『芸術学フォーラム』第七巻(共著、勁草書房)
『美の変貌—西洋美学史への展望』(共著、世界思想社)

関連書・関連サイト

ルキアノス全集(西洋古典叢書)
https://www.kyoto-up.or.jp/jp/seiyokoten_series.html#lucianos

目次

ペレグリノスの最期(第五十五篇)
逃亡者たち(第五十六篇)
トクサリスまたは友情(第五十七篇)
デモステネス讃美(第五十八篇)
歴史はいかに書くべきか(第五十九篇)
ディプサデス(第六十篇)
クロノスとの対話──サトゥルナリア(第六十一篇)
ヘロドトスまたはアエティオン(第六十二篇)
ゼウクシスまたはアンティオコス(第六十三篇)
あいさつでの失敗について(第六十四篇)
弁明(第六十五篇)
ハルモニデス(第六十六篇)
ヘシオドスとの対話(第六十七篇)
スキュティア人またはプロクセノス(第六十八篇)

解 説
固有名詞索引

月報161
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