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『西洋史学』269、109-112頁、評者:南直人氏
妹島 治彦(せじま はるひこ)
京都大学博士(人間・環境学)
2016年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了
専攻はイギリス史、食文化(史)
主な著書に、「ドクター・ウィリアム・キッチナー」『異端者たちのイギリス』(志村真幸編、共和国、2016)
京都大学博士(人間・環境学)
2016年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了
専攻はイギリス史、食文化(史)
主な著書に、「ドクター・ウィリアム・キッチナー」『異端者たちのイギリス』(志村真幸編、共和国、2016)
口 絵
まえがき
第1章 『ビートン社の家政書』
イザベラ・メアリー・ビートンの立場と書名について
問題意識と課題
伝記および先行研究
『ビートン社の家政書』について
本書の展開について
Column 1 『ビートン社の万物事典』
第2章 イザベラ・メアリー・ビートン
イザベラ・メイソンとして
父の死と母の再婚
ドーリング家
生い立ち
イザベラとサミュエル ―結婚、出産、別れ―
まとめ
Column 2 『ビートン社の万物事典』 静岡県立大学所蔵本と北海道大学所蔵本
第3章 サミュエル・オーチャート・ビートン
祖父サミュエル・ビートン
父サミュエル・パウエル・ビートン
誕生から学校時代まで
修行時代
人脈形成 ―出版者サミュエル・ビートンの揺籃期―
出版者としての船出 ―『アンクル・トムの小屋』出版―
妻イザベラの死 ―出版者としてのその後―
まとめ
Column 3 日本語に翻訳された『ビートン社の家政書』
第4章 『ビートン社の家政書』以前の料理書
1.ドクター・ウィリアム・キッチナー『クックス・オラクル』
先行研究と考察の目的
父ウィリアム・キッチナー
ドクター・ウィリアム・キッチナー
座談会と美食委員会
『クックス・オラクル』とその他の著作
ドクター・キッチナーの「合理的美食」 ―グリモとの比較から―
まとめ
2.イライザ・アクトン『最新料理法』
祖父ジョセフ・アクトン
父母の世代のアクトン家
イライザ・アクトン
『最新料理法』初版
『最新料理法』1855年版
まとめ
Column 4 『伊呂波分 西洋人名字引』と吉田五十穂
第5章 伝統的家政書と『ビートン社の家政書』
現代人にとっての家政
伝統的家政書(家政学)
『オイコノミコス(家政について)』
『貴族の地方生活』(別名、『緻密なる農業』)(1682年)
伝統的な家政学の崩壊
『所有地耕作に関する小土地所有農民のための助言、付「ハウスホールドの書」』との比較
『ビートン社の家政書』と伝統的家政書
まとめ
Column 5 加藤十四朗『六大家演説軌範』 森斌『一覧博識 欧米百家随筆』『抱腹絶倒 西洋頓知機林』
第6章 「しあわせのかたち」
社会的流動性の時代
継承される「合理的美食」の理念
料理書としての進化形 ―先行する料理書との比較から―
『ビートン社の家政書』にみる編集妙味
なぜ編集者なのか ―もうひとつの可能性―
3つのビートンズ・ブック ―その関連性をさぐる―
「ミセス・ビートン」の誕生
「ビートン神話」の解体
『ビートン社の家政書』の本質 ―「しあわせのかたち」を求めて―
あとがき
初出一覧
主要参考文献
図版出典一覧
索 引
まえがき
第1章 『ビートン社の家政書』
イザベラ・メアリー・ビートンの立場と書名について
問題意識と課題
伝記および先行研究
『ビートン社の家政書』について
本書の展開について
Column 1 『ビートン社の万物事典』
第2章 イザベラ・メアリー・ビートン
イザベラ・メイソンとして
父の死と母の再婚
ドーリング家
生い立ち
イザベラとサミュエル ―結婚、出産、別れ―
まとめ
Column 2 『ビートン社の万物事典』 静岡県立大学所蔵本と北海道大学所蔵本
第3章 サミュエル・オーチャート・ビートン
祖父サミュエル・ビートン
父サミュエル・パウエル・ビートン
誕生から学校時代まで
修行時代
人脈形成 ―出版者サミュエル・ビートンの揺籃期―
出版者としての船出 ―『アンクル・トムの小屋』出版―
妻イザベラの死 ―出版者としてのその後―
まとめ
Column 3 日本語に翻訳された『ビートン社の家政書』
第4章 『ビートン社の家政書』以前の料理書
1.ドクター・ウィリアム・キッチナー『クックス・オラクル』
先行研究と考察の目的
父ウィリアム・キッチナー
ドクター・ウィリアム・キッチナー
座談会と美食委員会
『クックス・オラクル』とその他の著作
ドクター・キッチナーの「合理的美食」 ―グリモとの比較から―
まとめ
2.イライザ・アクトン『最新料理法』
祖父ジョセフ・アクトン
父母の世代のアクトン家
イライザ・アクトン
『最新料理法』初版
『最新料理法』1855年版
まとめ
Column 4 『伊呂波分 西洋人名字引』と吉田五十穂
第5章 伝統的家政書と『ビートン社の家政書』
現代人にとっての家政
伝統的家政書(家政学)
『オイコノミコス(家政について)』
『貴族の地方生活』(別名、『緻密なる農業』)(1682年)
伝統的な家政学の崩壊
『所有地耕作に関する小土地所有農民のための助言、付「ハウスホールドの書」』との比較
『ビートン社の家政書』と伝統的家政書
まとめ
Column 5 加藤十四朗『六大家演説軌範』 森斌『一覧博識 欧米百家随筆』『抱腹絶倒 西洋頓知機林』
第6章 「しあわせのかたち」
社会的流動性の時代
継承される「合理的美食」の理念
料理書としての進化形 ―先行する料理書との比較から―
『ビートン社の家政書』にみる編集妙味
なぜ編集者なのか ―もうひとつの可能性―
3つのビートンズ・ブック ―その関連性をさぐる―
「ミセス・ビートン」の誕生
「ビートン神話」の解体
『ビートン社の家政書』の本質 ―「しあわせのかたち」を求めて―
あとがき
初出一覧
主要参考文献
図版出典一覧
索 引