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生態学ライブラリー 4

食べる速さの生態学

サルたちの採食戦略

中川 尚史

四六上製, 288 pages

ISBN: 9784876983049

pub. date: 06/99

  • Price : JPY 2,100 (with tax: JPY 2,310)
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内容

サルの食べる速さにこだわって研究を進めてきた筆者の研究を中心に、食べる速さにより何が明らかになるか、サルにとって食べる速さがいかに重要な意味を持つのかについて論じる。その際、対象種やテーマ選びの過程が分かり、ヒトの食にも触れることにより、生態学を志す読者や一般読者の参考となるよう配慮している。

書評

『生物科学』52巻3号、評者:立澤史郎氏

プロフィール

中川 尚史(なかがわ なおふみ)

現 職:神戸市看護大学看護学部看護学科助教授。理学博士。
1960年 大阪府生まれ.
1989年 京都大学大学院理学研究科霊長類学専攻博士後期課程修了。
日本学術振興会特別研究員、シオン短期大学教養学科助教授を経て現職。
専 門:動物生態学

主な著書
『サルの食卓——採食生態学入門』(平凡社,1994年).『人類以前の社会学——アフリカに霊長類を探る』(分担執筆,教育社,1990年).『ニホンザルの心を探る』(分担執筆,朝日新聞社,1992年).Evolution and Ecology of Macaque Societies(分担執筆,Cambridge University Press, 1996).『霊長類学を学ぶ人のために』(分担執筆,世界思想社,1999年).

目次

はじめに
第一章 さまざまな出会い
1 対象種・ニホンザルとの出会い
2 専門分野・採食生態学との出会い
3 調査地・金華山との出会い
4 採食速度との出会い
第二章 生息環境の質を表す尺度としての採食速度
1 ブナの実を拾う速度で生息環境の質を表す
2 カヤの実を拾う速度で生息環境の質を表す
第三章 食物パッチの質を表す尺度としての採食速度
1 チャーノフの限界値の定理
2 ブナを用いた限界値の定理の検証
3 限界値定理の検証へ再挑戦
4 そのほかの限界値の定理の検証研究
5 食物パッチ選択
第四章 食物の質を表す尺度としての採食速度
1 栄養含有量からみた食物の質
2 栄養摂取速度からみた食物の質
3 最適食物選択モデル——古典モデルから修正モデルへ
4 最適食物選択モデル——古典モデルへの回帰
第五章 食物摂取量を推定する尺度としての採食速度
1 食物摂取量の推定に用いる採食速度
2 食物摂取量を推定する尺度としての採食速度
3 栄養不足の要因を探る尺度としての採食速度
第六章 採食速度の個体差
1 体の大きさによる違い
2 順位による違い
第七章 社会に影響を及ぼす採食速度
おわりに
読書案内
引用文献
索  引
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