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当該地域そのものだけに焦点を絞ってきた旧来の東南アジアの枠を超え、東南アジアを地球全体の座標の上におき、他の地域—南アジア、中東、東アジア、アフリカ、ヨーロッパ—と比較することで、それぞれの地位の外郭と実質を明らかにする。文部省重点領域研究「総合的地域研究の概念」の成果を公開した、地域研究者必読の新しい試み。
編 者
高谷 好一(たかや よしかず)
現 職:滋賀県立大学人間文化学部教授・京都大学名誉教授(地域研究)
1934年,滋賀県生まれ。
京都大学大学院理学研究科修了。
京都大学理学博士。
京都大学東南アジア研究センター助手、助教授、教授を経て現職。
主な著書:
『熱帯アジアの農業発展』 創元社 1982年
『東南アジアの自然と土地利用』 勁草書房 1985年
『マングローブに生きる』 NHKブックス 1988年
『コメをどう捉えるのか』 NHKブックス 1990年
『新世界秩序を求めて』 中公新書 1993年
『「世界単位」から世界を見る』 京都大学学術出版会 1996年
『多文明世界の構図』 中公新書 1997年
報告者(50音順)
石井米雄 神田外国語大学学長・京都大学名誉教授(歴史学)
市川光雄 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(生態人類学)
應地利明 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(地理学)
大塚和夫 東京都立大学人文学部教授(社会人類学)
掛谷 誠 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(生態人類学)
加藤 剛 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(比較社会学)
嶋田義仁 静岡大学人文学部教授(文化人類学)
高谷好一 上記
日野舜也 京都文教大学人間学部教授(文化人類学)
古川久雄 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(農耕文化論)
家島彦一 東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所教授(歴史学)
山崎元一 國學院大学文学部教授(インド古代史)
発言者(50音順)
阿部健一 国立民族学博物館地域研究企画交流センター助手(生態学)
辛島 昇 大正大学文学部教授(南アジア史)
臼田雅之 東海大学文学部教授(ベンガル近代史)
片倉もとこ 中央大学総合政策学部教授(民族学)
木村雅昭 京都大学大学院法学研究科・法学部教授(政治学)
小杉 泰 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(イスラーム学)
小谷汪之 東京都立大学人文学部教授(インド近代史)
佐藤正哲 亜細亜大学経済学部教授(南アジア中世・近代経済史)
鈴木 董 東京大学東洋文化研究所教授(トルコ史)
立本成文 京都大学東南アジア研究センター所長・教授(地域研究)
田中耕司 京都大学東南アジア研究センター教授(熱帯農学)
田辺明生 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授(文化人類学)
土屋健治 元京都大学東南アジア研究センター教授・故人(思想論)
坪内良博 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科長・教授(比較社会学)
中村尚司 龍谷大学経済学部教授(地域経済論)
松原正毅 国立民族学博物館地域研究企画交流センター長・教授(社会人類学)
水島 司 東京大学大学院人文社会系研究科教授(南アジア史)
山田 勇 京都大学東南アジア研究センター教授(森林生態学)
和崎春日 日本女子大学人間社会学部教授(文化人類学)
高谷 好一(たかや よしかず)
現 職:滋賀県立大学人間文化学部教授・京都大学名誉教授(地域研究)
1934年,滋賀県生まれ。
京都大学大学院理学研究科修了。
京都大学理学博士。
京都大学東南アジア研究センター助手、助教授、教授を経て現職。
主な著書:
『熱帯アジアの農業発展』 創元社 1982年
『東南アジアの自然と土地利用』 勁草書房 1985年
『マングローブに生きる』 NHKブックス 1988年
『コメをどう捉えるのか』 NHKブックス 1990年
『新世界秩序を求めて』 中公新書 1993年
『「世界単位」から世界を見る』 京都大学学術出版会 1996年
『多文明世界の構図』 中公新書 1997年
報告者(50音順)
石井米雄 神田外国語大学学長・京都大学名誉教授(歴史学)
市川光雄 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(生態人類学)
應地利明 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(地理学)
大塚和夫 東京都立大学人文学部教授(社会人類学)
掛谷 誠 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(生態人類学)
加藤 剛 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(比較社会学)
嶋田義仁 静岡大学人文学部教授(文化人類学)
高谷好一 上記
日野舜也 京都文教大学人間学部教授(文化人類学)
古川久雄 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(農耕文化論)
家島彦一 東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所教授(歴史学)
山崎元一 國學院大学文学部教授(インド古代史)
発言者(50音順)
阿部健一 国立民族学博物館地域研究企画交流センター助手(生態学)
辛島 昇 大正大学文学部教授(南アジア史)
臼田雅之 東海大学文学部教授(ベンガル近代史)
片倉もとこ 中央大学総合政策学部教授(民族学)
木村雅昭 京都大学大学院法学研究科・法学部教授(政治学)
小杉 泰 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授(イスラーム学)
小谷汪之 東京都立大学人文学部教授(インド近代史)
佐藤正哲 亜細亜大学経済学部教授(南アジア中世・近代経済史)
鈴木 董 東京大学東洋文化研究所教授(トルコ史)
立本成文 京都大学東南アジア研究センター所長・教授(地域研究)
田中耕司 京都大学東南アジア研究センター教授(熱帯農学)
田辺明生 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教授(文化人類学)
土屋健治 元京都大学東南アジア研究センター教授・故人(思想論)
坪内良博 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科長・教授(比較社会学)
中村尚司 龍谷大学経済学部教授(地域経済論)
松原正毅 国立民族学博物館地域研究企画交流センター長・教授(社会人類学)
水島 司 東京大学大学院人文社会系研究科教授(南アジア史)
山田 勇 京都大学東南アジア研究センター教授(森林生態学)
和崎春日 日本女子大学人間社会学部教授(文化人類学)
序章 <地域>どうしを<比較>する――地域間研究の動機と方法
一 「総合的地域研究」とは
二 地域間研究でわかったこと
三 地球世界の構造を描き出す
四 各章の概要
第一章 東南アジアと南アジア
報告1 「世界単位」と南アジア ✎ 高谷好一
一「世界単位」とは
二 「世界単位」から南アジアを見てみる
討論1 世界単位は有効か?
報告2 「上からのアーリア化」と「ヒンドゥー世界」の形成 ✎ 山崎元一
討論2 「アーリア化」の中での王権について考える
報告3 東南アジアのインド化 ✎ 石井米雄
総合討論 《つなぐ論理》と《くくる論理》
第二章 東南アジアと中東
報告1 「風土の変貌」から見た中東と東南アジア ✎ 古川久雄
討論1 風土と<社会的練度・生態的練度>
報告2 都市とネットワーク ✎ 家島彦一
はじめに
一 「ネットワーク」から地域をとらえる
二 都市のネットワークと海域世界
コメント <イスラーム>は地域の何を変えたのか? ✎ 應地利明
討論2 <都市・地域・海域世界>とイスラーム
報告3 イスラームと<地域> ✎ 大塚和夫
コメント 東南アジアのイスラーム化 ✎ 加藤 剛
討論3 <ひとつの構成要素>としての東南アジアのイスラーム
総合討論 《属地的な地域》と《属人的な地域》
第三章 東南アジアとアフリカ
報告1 スワヒリ世界の歴史と展開 ✎ 日野舜也
討論1 東南アジアには混血文化はなかったか?
報告2 西アフリカの地域構造と世界 ✎嶋田義仁
はじめに
一 西アフリカの南北構造
二 西アフリカ内陸世界の東西構造
三 「フルベ族の聖戦」というイスラーム宗教改革運動の存在と西アフリカ
四 裏がえされた歴史――西アフリカ植民地化の構造的理解をのために
五 西アフリカから見た「近代世界システム」論
報告3 内陸アフリカの生態史 ✎ 市川光雄
はじめに
一 後期石器時代の環境変動と農耕文化の起源
二 バントゥー世界の拡がり
三 移動と共生の伝統
報告4 内的フロンティアとしての内陸アフリカ ✎ 掛谷 誠
はじめに
一 低人口密度の大陸
二 民族誌的なパースペクティブ
三 内陸アフリカの歴史
四 内的フロンティア世界
総合討論 《外的フロンティア》と《内的フロンティア》
索 引
一 「総合的地域研究」とは
二 地域間研究でわかったこと
三 地球世界の構造を描き出す
四 各章の概要
第一章 東南アジアと南アジア
報告1 「世界単位」と南アジア ✎ 高谷好一
一「世界単位」とは
二 「世界単位」から南アジアを見てみる
討論1 世界単位は有効か?
報告2 「上からのアーリア化」と「ヒンドゥー世界」の形成 ✎ 山崎元一
討論2 「アーリア化」の中での王権について考える
報告3 東南アジアのインド化 ✎ 石井米雄
総合討論 《つなぐ論理》と《くくる論理》
第二章 東南アジアと中東
報告1 「風土の変貌」から見た中東と東南アジア ✎ 古川久雄
討論1 風土と<社会的練度・生態的練度>
報告2 都市とネットワーク ✎ 家島彦一
はじめに
一 「ネットワーク」から地域をとらえる
二 都市のネットワークと海域世界
コメント <イスラーム>は地域の何を変えたのか? ✎ 應地利明
討論2 <都市・地域・海域世界>とイスラーム
報告3 イスラームと<地域> ✎ 大塚和夫
コメント 東南アジアのイスラーム化 ✎ 加藤 剛
討論3 <ひとつの構成要素>としての東南アジアのイスラーム
総合討論 《属地的な地域》と《属人的な地域》
第三章 東南アジアとアフリカ
報告1 スワヒリ世界の歴史と展開 ✎ 日野舜也
討論1 東南アジアには混血文化はなかったか?
報告2 西アフリカの地域構造と世界 ✎嶋田義仁
はじめに
一 西アフリカの南北構造
二 西アフリカ内陸世界の東西構造
三 「フルベ族の聖戦」というイスラーム宗教改革運動の存在と西アフリカ
四 裏がえされた歴史――西アフリカ植民地化の構造的理解をのために
五 西アフリカから見た「近代世界システム」論
報告3 内陸アフリカの生態史 ✎ 市川光雄
はじめに
一 後期石器時代の環境変動と農耕文化の起源
二 バントゥー世界の拡がり
三 移動と共生の伝統
報告4 内的フロンティアとしての内陸アフリカ ✎ 掛谷 誠
はじめに
一 低人口密度の大陸
二 民族誌的なパースペクティブ
三 内陸アフリカの歴史
四 内的フロンティア世界
総合討論 《外的フロンティア》と《内的フロンティア》
索 引