学術選書 080
京都の庭園 上
御所から町屋まで

飛田 範夫

四六並製・240頁・税込 2,052円
ISBN: 9784814001019
発行年月: 2017/07
在庫あり

内容

御所・離宮や公家屋敷と寺社の町京都には歴史的な名庭園が数多く残されており、庶民もまたウナギの寝床と形容される独特の家屋「町屋」に趣向を凝らした庭を工夫してきた。将軍や大名の庭から庶民の園芸までが花開いた江戸や町人の文化が隆盛した大阪とはひと味もふた味も違う、世界遺産の都ならではの庭園の魅力をあますところなく描き出す。上巻は皇室と公家・武家屋敷の庭園を紹介。

目次

はじめに

第1章……植木屋と花屋と石屋
1 京都の植木屋
2 京都の花屋
3 京都の石屋
4 京都の植木屋・花屋・石屋の特徴

第2章……天皇と公家の庭園1
1 内裏の庭園
2 仙洞御所の庭園
3 宮家・公家の庭園
4 御所内の庭園の変遷

第3章……天皇と公家の庭園2
1 天皇の別荘の庭園
2 宮家の別荘の庭園
3 公家の別荘の庭園
4 別荘の庭園の役割

第4章……武家の庭園
1 武家による京都支配
2 二条城の庭園
3 所司代と奉行所の庭園
4 大名屋敷と詩仙堂の庭園
5 武家にとっての庭園

図版一覧
索引

プロフィール

飛田 範夫(ひだ のりお)
庭園史研究家

1947年 東京に生まれる
1977年 京都大学農学研究科博士課程中退
京都大学論文博士(農学)

【主な著書】
『「作庭記」からみた造園』鹿島出版会、1985年
『日本庭園と風景』学芸出版社、1999年
『日本庭園の植栽史』京都大学学術出版会、2002年
『庭園の中世史』吉川弘文館、2006年
『江戸の庭園』京都大学学術出版会、2009年
『大坂の庭園』京都大学学術出版会、2012年

【受賞】
日本造園学会賞
2003年度 研究論文部門(『日本庭園の植栽史』)
2012年度 技術部門(名勝楽山園整備事業)