近代社会思想コレクション01
市民論

ホッブズ  本田裕志 訳

四六上製・478頁・税込 4,212円
ISBN: 9784876987535
発行年月: 2008/10
在庫あり

書評

『毎日新聞』'08.11.30朝刊「今週の本棚」
『読売新聞』'09.1.27夕刊文化面
『朝日新聞』'09.2.19朝刊文化面
『みすず』'09年1・2月合併号、84頁、評者:市村弘正氏
『しんぶん赤旗』'09.3.1読書面

内容

本書は、トマス・ホッブズ(1588〜1679年)の主著のひとつ『市民論(De Cive)』の全訳で、最新のラテン語版を底本とし、直接に日本語に訳したものである。『市民論』はこれまで邦訳に恵まれなかったが、近代自然法思想の成立と展開を正確に理解するためにも、またホッブズ自身の政治思想の形成を知るためにも、本書の読解は重要な意味をもっている。

目次

献 辞
読者に向けての序文
自  由
第1章 市民社会のない人間の状態について
第2章 契約に関する自然の法について
第3章 その他の自然の法について
第4章 自然法は神の法であること
命 令 権
第5章 国家の原因および起源について
第6章 国家において最高権力を持つ会議体ないし一人の人物の権利
について
第7章 国家の三つの種類、民主制・貴族制・君主制について
第8章 奴隷に対する主人の権利について
第9章 子供に対する親の権利について、ならびに世襲王権について
第10章 三種類の国家の各々が持つ不利な点に関しての比較
第11章 王権に関して、右の主張を支持するように思われる聖書の箇
所と原文
第12章 国家を解体する内的諸原因について
第13章 最高命令権を司る人々の職務について
第14章 法と犯罪について
宗  教
第15章 自然をつうじての神の王政統治について
第16章 旧い契約による神の王政統治について
第17章 新しい契約による神の王政統治について
第18章 天国へ入るために必要なことについて
解 説
索 引 

プロフィール

本田裕志(ほんだ ひろし)

龍谷大学文学部教授
1956年 東京都に生まれる
1987年 京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学
2007年より、龍谷大学文学部助教授を経て現職

主な著訳書
『生命倫理の現在』(共著、世界思想社)
『環境と倫理』(共著、有斐閣)
『応用倫理学事典』(共編著、丸善)
J・レイチェルズ『生命の終わり』(共訳・晃洋書房)