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アーヴィング・ペン

技法と表象の哲学

野村 貞方

A5上製・278頁

ISBN: 9784814002399

発行年月: 2019/12

  • 本体: 4,000円(税別)
  • 在庫あり
 
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内容

米国の写真家アーヴィング・ペン(1917-2009)は、数々の名品を生み出したファッション写真の第一人者である。60年を超えるキャリアの中で試行錯誤を経て確立された独特の技法を、同じく写真業界に身を置く著者が、プロならではの経験と知識に基づいて多面的に分析し、その美の謎にせまる。

プロフィール

野村 貞方(のむら さだのり)
写真家
1952年 東京都出身
日本大学芸術学部写真学科卒業
放送大学大学院文化科学研究科文化科学修士号取得。
日本デザインセンターを経て、
1987年野村貞方事務所設立。
2007年 NY—STUDIOに名称を改める。
New York ADC会員。
2001年および2005年 New York ADCより「世界の100人のカメラマン」に選ばれる。
2006年 New York ADCより「世界の75人のカメラマン」に選ばれる。

目次

序 論
1 アーヴィング・ペンとは
2 プロの写真の特性
  a.写真の技術的表現
  b.「写真の眼」を作る——人の眼とカメラの眼

第1章 「写真は芸術か」
1 芸術とは元来社会的存在である
2 写真を定義する試み
3 写真の誕生と,「芸術としての写真」の問い
4 写真と空間,写真と時間
5 「写真と芸術」をめぐる現代的問題

第2章 アーヴィング・ペンを生んだ時代
    ——広告写真の誕生と発展
1 カタログ・イラストから写真へ——広告写真の幕開け
2 アート・ディレクターの誕生
3 コマーシャル写真と印刷技術
4 「ドラマティックな写真」の時代
  ——世界恐慌・戦争の時代の広告写真
5 「戦後の時代と写真」
  ——〈消費者の時代〉〈大衆の時代〉の広告写真
  a.50年代
  b.60年代
  c.70年代

第3章 アーヴィング・ペンの生涯
1 コマーシャル・アーティストとしての出発
2 『ヴォーグ』誌と写真家アーヴィング・ペンの誕生
3 印刷媒体から離れた,新たな創造へ
(コラム-1)心の師 アレクセイ・ブロドヴィッチ
(コラム-2)永遠の恋人 リサ・フォンサグリーヴス
(コラム-3)恋のライバル フェルナン・フォンサグリーヴス

第4章 アーヴィング・ペンの技法と表象の哲学
    ——美とは,本性とは,真性とは
1 ファッション写真
  a.ファッションと広告
  b.『ヴォーグ』とカメラマン
  c.アーヴィング・ペンのファッション写真
2 車の撮影
3 ヌード撮影
4 静物写真
5 花・吸殻・路上の塵
6 肖像写真
7 民族誌学的写真
8 動物の頭蓋骨
9 「ノーマル」から「アブノーマル」へ
10 アーヴィング・ペンのインパクト

終章 デジタル時代とアーヴィング・ペン
1 写真の終焉,写真の未来
  a.写真の終焉
  b.写真の未来——アート界の一員として
2 広告写真は何処へ行くのか
  a.広告界の変動
  b.広告とは本来何だったのか
3 プロに徹したアーヴィング・ペン

付録
 a.本書に登場する人物
 b.アーヴィング・ペン年表
 c.Nomura Sadanori-System

参考・引用文献一覧
あとがき
索 引
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