学術選書 081
京都の庭園 下
御所から町屋まで

飛田 範夫

四六並製・250頁・税込 2,052円
ISBN: 9784814001026
発行年月: 2017/07
在庫あり

内容

御所・離宮や公家屋敷と寺社の町京都には歴史的な名庭園が数多く残されており、庶民もまたウナギの寝床と形容される独特の家屋「町屋」に趣向を凝らした庭を工夫してきた。将軍や大名の庭から庶民の園芸までが花開いた江戸や町人の文化が隆盛した大阪とはひと味もふた味も違う、世界遺産の都ならではの庭園の魅力をあますところなく描き出す。下巻は神社仏閣と町屋を紹介。

目次

第5章……寺社の庭園1
1 京都の寺社
2 徳川家菩提寺の庭園
3 東西本願寺の庭園
4 門跡寺院の庭園
5 幕府と寺院の関係

第6章……寺社の庭園2
1 寺社の観光地化
2 禅宗寺院の庭園1
3 禅宗寺院の庭園2
4 その他の宗派の庭園
5 寺院の庭園の特徴

第7章……町屋の庭園
1 京都の町人
2 京都の町屋の庭園
3 祇園の御茶屋の庭園
4 島原遊郭の庭園
5 町人の庭園の特徴

第8章……江戸時代の京都
1 山水河原者の消滅
2 東山の寺院の貸席
3 明治の庭園破壊
4 庭園からみた三都

おわりに
図版一覧
索引

プロフィール

飛田 範夫(ひだ のりお)
庭園史研究家

1947年 東京に生まれる
1977年 京都大学農学研究科博士課程中退
京都大学論文博士(農学)

【主な著書】
『「作庭記」からみた造園』鹿島出版会、1985年
『日本庭園と風景』学芸出版社、1999年
『日本庭園の植栽史』京都大学学術出版会、2002年
『庭園の中世史』吉川弘文館、2006年
『江戸の庭園』京都大学学術出版会、2009年
『大坂の庭園』京都大学学術出版会、2012年

【受賞】
日本造園学会賞
2003年度 研究論文部門(『日本庭園の植栽史』)
2012年度 技術部門(名勝楽山園整備事業)