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生命とは何かを問い続けて

分子生物学の先へ

岩倉洋一郎・米原 伸・藤澤 順一・浅野 雅秀・川出 才紀 編

A5並製・326頁

ISBN: 9784814002603

発行年月: 2020/02

  • 本体: 3,600円(税別)
  • 在庫あり
 
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内容

生命とは? それは自然の普遍的原理を求める「学知Scientia」の問いであり生きていく「知恵Sapientia」の問いでもある。本書は,この根源的な問いから生物学を拓いた人々の物語である。それは,自然観・生物観・科学観の問い直しであり,科学と社会との関係を問う実践である。サピエンスの営みとしてのサイエンス史として,学問論として,新しい「知」のフロンティアをを切り拓く。

プロフィール

著者(執筆順,*は編者)
中村桂子(なかむら けいこ) JT 生命誌研究館館長
今井六雄(いまい むつお) 京都大学名誉教授
和田 明(わだ あきら) (株)吉田生物研究所バイオ情報研究部門長
松影昭夫(まつかげ あきお) 元愛知県がんセンター研究所部長,元日本女子大学理学部教授
川出由己(かわで よしみ) 京都大学名誉教授
*川出才紀(かわで さいき) 信州大学名誉教授
*岩倉洋一郎(いわくら よういちろう) 東京大学名誉教授,東京理科大学研究推進機構・総合研究院ヒト疾患モデル研究センター長/生命医科学研究所教授
*米原 伸(よねはら しん) 京都大学名誉教授,同大学薬学研究科客員教授
*藤澤順一(ふじさわ じゅんいち) 関西医科大学微生物学講座教授
*浅野雅秀(あさの まさひで) 京都大学医学研究科教授
平 秀晴(たいら ひではる) 岩手大学名誉教授
宇野賀津子(うの かづこ) (財)ルイ・パストゥール医学研究センター インターフェロン生体防御研究室室長
クル,カレヴィ(Kalevi Kull) タルトゥ大学記号論学科教授国際生命記号論研究学会会長
ファヴァロー,ドナルド(Donald Francis Favareau) シンガポール国立大学大学学術プログラム准教授,国際生命記号論研究学会副会長
田中茂範(たなか しげのり) 慶応義塾大学名誉教授
松野孝一郎(まつの こういちろう) 長岡技術科学大学名誉教授
中島敏幸(なかじま としゆき) 愛媛大学大学院理工学研究科環境機能科学専攻教授
矢倉英隆(やくら ひでたか) サイファイ研究所ISHE 代表,元フランソワ・ラブレー大学客員研究員

目次

まえがき

第1章 生物とはなにかを考え続けた方 [中村桂子]
第2章 分子生物学と京都──川出由己さんの存在 [今井六雄]
第3章 川出由己先生の思い出 [和田 明]
第4章 川出由己先生そして RNA との出会い [松影昭夫]
第5章 The History of Interferon: A Contribution to the
  Interferon Archives [Kawade Yoshimi]
  インターフェロンの歴史──インターフェロン・アーカイブへの貢献
  [川出由己(川出才紀 訳)]
第6章 生化学から個体レベルの生物学へ [岩倉洋一郎]
第7章 インターフェロンから細胞死へ [米原 伸]
第8章 タンパク質化学から分子生物学へ [藤澤順一]
第9章 サイトカインから糖鎖生物学へ [浅野雅秀]
第10章 マウスインターフェロン精製の国際競争の狭間で [平 秀晴]
第11章 インターフェロン研究,その昔 [宇野賀津子]
第12章 Four Stages in the History of Interferon Research
  Yoshimi Kawade
  インターフェロン研究史の四つのステージ
  [川出由己(川出才紀 訳)]
第13章 An Ex-Biochemist’s View of Current Interferon Research
Analogy between Cytokine Network and Human Language
  Yoshimi Kawade
  インターフェロン研究遠望──サイトカイン・ネットワークと
  言語とのアナロジー [川出由己]
第14章 A Biosemiotician of the First Generation
  Yoshimi Kawade
  インターフェロン研究遠望──サイトカイン・ネットワークと
  言語とのアナロジー [川出由己]
第 14 章 A Biosemiotician of the First Generation
  Donald Favareau & Kalevi Kull
  川出由己─第一世代の生物記号論者 
  [ドナルド・ファヴァロー,カレヴィ・クル(寺沢才紀訳)]
第15章 川出由己先生の生物記号学の世界 [田中茂範]
第16章 川出由己著「生命体が伴う主体性について」への閲読報告
  [松野孝一郎]
第17章 研究の楽しさはグレーゾーンにある──生命と不確実性と記号
  [中島敏幸]
第18章 『生物記号論』,あるいは「科学の形而上学化」と
  「意識の第三層」 [矢倉英隆]

【コラム1】現代科学の黎明(1)座談会 生物学における方法論とは
[現代科学の黎明──科学方法論をめぐって──] 
  吉井良三・川出由己・岡田節人・藤岡喜愛・福留秀雄
【コラム2】分析用超遠心機による沈降定数の測定 
  渡邊 格・川出由己・水島三一郎

人名事典
分子生物学の概略史

あとがき
索 引
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