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西洋古典叢書 G109

ペルシア史/インド誌

クテシアス 阿部 拓児 訳

四六変上製・350頁

ISBN: 9784814001750

発行年月: 2019/03

  • 本体: 3,600円(税込 3,960円) 月報138
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内容

前5〜4世紀に活動したギリシア人歴史家による作品集。戦争捕虜としてペルシア宮廷に連行されるも、医術の腕を買われ長く同地に滞在したとされる。自身の見聞に基づくオリエント史は、彼と同時代の歴史家トゥキュディデスやクセノポンらが当時のギリシア世界を扱ったのとは異なり、真にヘロドトスの伝統を継ぐもの。原著はすべて散逸したが、多くの古代作家による豊富な伝承から再構成される。

書評

『洛北史學』22号、90-91頁、評者:酒嶋恭平氏

プロフィール

阿部 拓児 あべ たくじ
京都府立大学文学部歴史学科准教授
1978年 愛知県生まれ
2008年 京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了
     京都大学博士(文学)
2012年 日本学術振興会海外特別研究員(リヴァプール大学・ライデン大学)を経て、現職
主な著書
『ペルシア帝国と小アジア─ヘレニズム以前の社会と文化』(京都大学学術出版会)

目次

証  言
断  片
『ペルシア史』(断片一a—四四b)
  アッシリア史
  メディア史
  ペルシア史
『インド誌』(断片四五—五二)
 その他の作品(断片五三—七六)
  『アジアの貢税について』
  『周遊記』、『周遊記』、『周航記』
  作品不明の断片
  疑わしい断片
  インテルポラティオ
解  説
関連地図
出典索引/固有名詞索引/王名表/関連系図/関連年表

月報138
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